凜のヲタク的日常 はてなの章

ゲーム・アニメ・漫画などリアルでは語れない事を発信(BL含&分別)

購入したBL漫画 それから、君を考える ネタバレと感想あり




夏休みに入っています。

夏休みは基本、ボランティア・研究調査なんですが、子ども達に関わることが多いです。

小学生・中学生・高校生。

ニュースではいじめの問題などを連日みると、今の子って生きにくそう。
そう思うことがあります。

ただ話しているとみんな普通の子たちです。

なんでみんな必死なのかな?

それくらい一生懸命生きています。


今回購入した漫画、「それから、君を考える」

まさに学生の必死さ、そして純粋さ。儚さ。

たくさん詰まっている作品でした。



それから、君を考える (Canna Comics)/プランタン出版
¥713
Amazon.co.jp





今回は先日参考書をまとめて購入したときついたポイントにて、購入。

アマゾンも楽天もそんなに漫画については変わらないですね。


では毎回の流れで、本の帯からみてみましょう。








心の底から、大好きでした。


デビュー作。BL界に期待の新人登場!!


高3の夏。

幼馴染の同級生。

口にできない想い。





収録作品。

それから、君を考える

最後の命令

Young oh!oh!

夜明け前が一番怖い



どうでもいい女だからヤれたんだよ・・・・・おまえとは、ぜったいにむり

(「夜明け前が一番怖い」より)

その昔、クラスメイトの周防と私は倒錯的な関係にあった

(「最後の命令」より)

超大好きです。

(「Young oh!oh!」より)





あらすじ


娯楽も何もない退屈な田舎町。

そんな町で幼いころからともに過ごしてきたタカシとヤスは、

高校生になった今でも一番の親友同士。

しかし、ヤスはタカシに友達以上の感情を抱いていた。

想いを口にできないまま

季節は受験シーズンへ突入し

そこでタカシから東京の大学を受験することを打ち明けられる。

思春期の揺れる気持ちを繊細に描いた、

小松・渾身のデビュー作。








感想




表題のそれから君を考える。


内容としては見たことがあるなという印象です。
田舎に住む高校生二人。

一人は田舎に残り、一人は東京へ。

少女漫画でも結構使われている設定です。

結局最後は切ない終わり方。

だけれど、この作品はそれだけではないです。


コマとコマの間が、とても絶妙なんです。

読みやすいのですが、言葉一つにしても間があるから情景に引き込まれる。

この方新人さんだと描いてありましたが、何かカメラや映画など映像を撮っていた経験があるのでしょうか。

妙に場面が綺麗なんですよ。

私はクオリティの高い映画を見ている感覚になりました。

それに小松さんの得意技は、絶妙な引き。つまり最後の締め方にあると思います。

余韻があるというのでしょうか。胸がいっぱいになります。




次の最後の命令に関しても同じです。

やはりBLではみたことがある設定なんです。

ただこれはショートショートの映画を見ているような気分です。

回想で終わるだけの内容ですが、締め方の余韻と最後の絵。

魅せられます。




Young oh!oh!は少し長めな一作。

全体的に他の作品とは違って、コメディタッチ。
オタクが気持ち悪いと言われ振られた高校生が、恋愛に臆病になっている話。

女子に告白されても断っています。

もう面倒になった主人公は、たまたま通りがかった男子高生のことが好きだから!
といって断ります。

その男子高生、明らかに不良。

でも主人公のことが好きになってしまいます。

間違いの告白で付き合うことになった二人。

今までは嫌われないようにオタクを隠してきたのに、嫌われるように振舞うことに。

しかしオタクでも、料理が下手でも。
優しく自分を好きでいてくれる相手に好意を感じてしまうことに。


この漫画の中では終始暗さのないハッピーエンドでした。

コメディも楽しく描ける作家さんですね。




最後に収録作、夜明けが一番怖い。

こちらはシリアスな作品。

優等生で真面目でいい子な要。
完璧な家族は実は偽りだった。

父が不倫し、母はヒステリックに。妹はぐれる。

そんな家族を戻そうと頑張ってもだめだった。

助けを求めたのは幼馴染の大。

大は要がいい子であるのも知っていて、それが悲しくも愛しかった。

現実から逃げ出したく、二人で過ごす時間。

要は段々不安定になっていく。


そして街中で見かけた中年のおじさんと若い女の子のカップル。


まるで父とその愛人のよう。

そんなに体の関係が大事なのか。

行きずりの女性に身をゆだねる要。


しかし大は怒る。

だったら自分が―――――。



けれど要は大だからできない。

好きだから。



二人は思いが通じハッピーエンド。



この作品、読んでいて号泣してしまいした。

要の気持ちがなんとなくわかるというかね。

私の家族は仲がいいですが、それまでには多少色々あったのです。

その頃私はまだ高校生で。

自分の力ではどうにもならなかった気持ちがあります。


仕方ないことがある。
大が要に言う言葉。


そして、自分以外の人間になりたいと思う。
だけれど大がいない人生なら自分になりたい。

ただのBL作品ではなく、これは成長の物語です。







全体的に大人になっていく過程を描かれている作品だと思います。

繊細でそして綺麗な漫画です。

とてもデビュー作とは思えない、素晴らしく完成された漫画です。


そして漫画の表紙も素晴らしいです。


映画化しても見たい作品です。

これから応援していきたい作家さんができました。



では今回はこの辺で。


また次回。

 

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