3月は自分のなかで漫画月間!ということで、本から遠ざかっていました。
図書館の予約はオンラインで20冊までがわたしの地域でのルール。
実際に借りられるのは、10冊まで。その枠のなかで本を借りています。
研究に使うものでも、時間に締め切りがなければ待つ。
他の図書館から取り寄せることも可能。
一度読んでみて購入してみるのもいいなと思っています。
学校の図書館でなくても、地域の図書館の充実度がここ最近ぐっと上がっていて便利です。
今回は、話題になっている本二冊のご紹介記事です。
お金2.0
佐藤航陽
お金2.0 新しい経済のルールと生き方 (NewsPicks Book)
1,571円
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前回の本が出版が2015年だったので、ちょっと話が古い気がしていました。
こちらは本屋でもランキングに入っていることもある話題の本。
この本で言う、お金1というのは既存のお金。
銀行業務などで行っている金融関係の話だと思ってください。
この本で言っているお金2.0というのは、また新しいお金の概念のお話。
少し前に、話題になった仮装通貨のお話もそう。
仮想通貨は、ブロック・チェーンという技術をつかった通貨に過ぎません。
ビットコインなどはあくまでその中の一つ。
ただ言えることは、通貨はたぶんブロック・チェーンを使ったものになるでしょうというのがこの話。
ブロック・チェーンのメリットは偽造できないこと。
大切なデータだったり、そういうものを保存するのにもいいですね。
例えば遺伝子情報だって、これからとても重要になるでしょう。そういうものを偽造できずに残しておくのもこれが有用。
ビットコインがこれから世界を支配するかはわかりませんが、ブロック・チェーンの技術をつかったお金が世界の主流になるでしょうというのは、ほかの本にも書かれています。
ほかにクラウドファンディングから生まれた、資金の調達方法。
ソーシャルレンディング、フィンテックなどなど、既存の金融の概念とは別のシステムの社会に生きる概念を紹介しています。
とても読みやすく、前回の本はもやっとしたところが多かったのに比べ。
今回は、まずこの本の目的、そして具体例などがわかりやすく紹介されていて、ストンの知識が頭に入りました。
最近おすすめの本は?と言われたら経済の本ならわかりやすくて、この本をおすすめしたいですね。
次の本はこちら。
無意識の力を伸ばす8つの講義
前野隆司
実践・脳を活かす幸福学 無意識の力を伸ばす8つの講義
1,620円
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去年、通信大学院でとった授業の一つに現代の心理学についての講義がありました。
心理学と医学というのは、現在とても密接になっていて。
さらに経済学、工学とも密接になっています。
心理学と医学が密接になっているのは、心というのはどうやら脳のことではないか?ということで。
脳についての働きがここ最近積極的に医学界では研究されてきました。
今まで心理学で議論されていた課題に、人間の無意識の行動についてがありました。
脳科学的に、人間の無意識の行動がどう生活に影響しているのかは研究対象として重要視されています。
人間の無意識の行動がわかれば、人間の消費行動につながり経済学や経済行動学などにもつながります。
また人間の空間や行動は、環境から影響されたりもするもの。その環境を整えたりシステムを再構築する上で、工学とのつながりもあります。
著者はまさに工学が専門の教授。
そんな前野氏の専門分野は幸福学。
人間がどのような状態だと、幸福と感じるのか?
それを考えている先生です。
わたしも興味関心がある分野で、一時は幸福論を読んでいました。
幸福論といったら、ラッセル、アラン、ヒルティ
ラッセル幸福論 (岩波文庫)
907円
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幸福論 (岩波文庫)
972円
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幸福論 (第1部) (岩波文庫)
907円
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難しい本ではありましたが、昔からの「幸福ってなんだ?」という概念を知るにはいいでしょう。
現代風にそして日本風に考えるなら前野先生の幸福学。それを学ぶなら前野先生のこの本がおすすめです。
自分を自分の枠のなかに当てはめすぎ、生きるのが苦しくなることありませんか?
そんな自分の無意識の行動などから、幸福が遠ざかっているかもというのを、行動科学的にひもといているのが面白い。
自己啓発本のたぐいでもないと前野さんは書いています。
科学的に、工学的に、幸せとはなんだ?というのが知りたい方は一読をおすすめします。
思考法についての本も読みました!
本を読むのが面倒なときは、要約アプリも時短に便利です。
共通の話題としての読書にも役に立ちます。今話題になってきています。
ではまた次回に!