お天気がよくて、エアコンをつけてしまうと、夕方から冷え込んできてハンテンを着込んだり。
着込んだり脱いだり忙しいです。
今週はあくまでダラダラ週間と決めていて、何もしないと宣言しています。
そうすると家族から、「え?いつも何かしてた?」
とからかわれます。主に母と弟に。
「俺も疲れたよ~」と父は帰ってきたら、横になりながらテレビっ子になります。
「だよね~疲れた~」とわたしもダラダラ横になります。
「ほんと中身のない会話!」と冷たく言われますが、それも日常のひとこま。
何もない日常が一番幸せです。
さて、図書館の予約本が少し来て読み終えたので。
また新しい本を予約しました。そのなかで面白かった本がありました。
おいしさの科学
「おいしさ」の科学 素材の秘密・味わいを生み出す技術 (ブルーバックス)
1,080円
Amazon
|
表紙は少し奇妙な感じですが、おいしさとは科学的にどんなことなのか?
農学関係で、博士をもっている方が科学ライターをしながら執筆されています。
佐藤成美さんの本です。今年の3月に出たばかり。
先日まで保育士の資格の勉強をしていて、そのなかに栄養についての範囲がありました。
高校や中学でやった、生物の分野。
例えば、コメが消化されたらデンプンがグルコースになる。
(C6H10O5)nのような化学式。
とっくの昔で忘れましたが、そういった化学式もありますが、もっとわかりやすい解説がこの本にはのってます。
そもそも料理とは、科学分野に関することが多いです。
うまみ成分だって、かつおや昆布など日本の文化から出てきたものが世界に広がっています。
ようは舌でおいしいって感じるのは、科学的にみてどういうことのか?
おいしいって感覚は年齢や環境、状況によって変化するそうです。
そう考えると、ただ単に科学的な要素だけではありません。
人類学的なもの、人間科学的なもの。人間の食というのは、人間の歴史に通じることが多いです。
読んでいて、様々な角度から解説されていて、目から鱗。
例えば、味覚を感じる舌はそれぞれ感じる部位があったと1960年代で発見されてそうですが、2000年に舌全体で感じているようだと再発見されたそう。
また冷凍食品がなぜおいしくなっているか、という巻末のエピソードもおもしろかったです。
南極にいる生物たちの血液が凍らない不凍成分というのがあり、実はそれはカイワレにあったそうです。
つまり今日の冷凍食品の技術に、カイワレの成分が入ったことにより、凍らせても凍らず、もちもちした食感やうまみが残せたそう。
いやー技術というのは素晴らしいですね!
また宇宙食だってここ数年進化がすごいらしいですね。わたしたちの食は常に進化しています。
そういったことを具体的なことで書かれていて、面白かったです。
食についての漫画のおすすめの記事もどうぞ!
でたまた次回に。