人気BL漫画あらすじまとめ 花恋つらね part2 4巻 5巻 夏目イサク先生 あらすじと感想
今回は、大人気BL漫画家さん・夏目イサク先生の人気作「花恋つらね」を既出本を紹介していきたいと思います。
BL漫画はなかなか長くは連載しません。月刊誌に連載がほとんどですから、単行本の間隔も長いです。ですから一巻からの内容を忘れやすかったりが多いです。BL愛好家さんなら共感してもらえるかなと思いますが、前の巻をなくしてしまったりして、新刊がでてもなんとなくしか覚えてなかったりします。
そういうこともあって、自分用にメモ書きとして記事にしておこうと思いました。
今回は「花恋つらね」 4巻 5巻までのあらすじと感想をまとめます。
前回の1~3巻のあらすじはこちらから
BLをまとめて買う季節がきた?!
コロナの影響もあってひきこもりにさらに輪をかけて、電子書籍でマンガを読むようになりました。たくさんの作品に触れたいのはもちろんですが、じっくり時間をかけて長い作品を読みたい!というタイミングがありました。
ということで連作をまとめ買い!おとなにしかゆるされないプチ贅沢こそ大人買い!BL作品で5巻という長編の花恋つらねですが、BLブログ様でもおすすめされていたり、とても気にはなっていました。
しかしなかなか手に取るタイミングを逃してまいさっそく一巻を試し読み!そして二巻を購入……気が付いたら最新刊まで購入していました。
ごろごろ怠惰も極まってブログさえもさぼっていて、やっと記事にまとめられそうです。
夏目イサク先生の作品は大人気
夏目イサク先生の作品は、大人気!本屋でも人気のある漫画家さんとして取り扱われ、コーナーも見かけたことも何度もあります。比較的長い経歴のマンガ家さんで、王道のBL作品をかいてくれているという印象です。
今回の作品も王道の物語!まっすぐな心根の少年たちの恋愛と青春が楽しめます。
花恋つらね とは?
花恋つらんれとは、高校生のふたりが主人公。なんと歌舞伎界のプリンスのふたりなのです。少女漫画では、歌舞伎界の御曹司との秘密の恋などの作品は何作か読んだことがあります。
古典芸能のBLも複数ありますが、歌舞伎でしかも跡取り同士がカップリングだなんて秘密の恋としてドキドキしますね。
「玉乃屋」松川惣五郎(本名:東周吾)
「大谷屋」新井源介(本名:野田淳平)
ふたりが俳優として、そしてライバルとして……唯一無二の相方として結ばれていく過程を楽しめる作品です。
4巻では紆余曲折があり、惣五郎はついに告白を!
好きではありましたが、恋心だと思っていなかった源介。両想いになりました。そして巡業が終わったらある約束をすることに。
花恋つらね 4巻のあらすじ(ネタバレを含むので注意!)
巡業が終わってから……
そんな約束をしたふたりの演技は、お客さんからみても変化があるものだった。恋愛初心者の惣五郎だが、キスをするだけでも驚きの連続だ。
余裕のない源介の姿を思い描くだけでも、恥ずかしくで仕方なくなる。お互いシャワーを浴びで頭を冷やすことになった。
そして千秋楽を迎えた。
そこに源介の兄・蔦丸がきた。惣五郎が足を痛めたことをしり、慌てて様子を見に来たのだ。蔦丸は女形、だからこそ惣五郎の祖父である菊右衛門の大ファンである。だからこそ惣五郎にきつくあたっていたのだ。
惣五郎に何かあったら顔向けできない!というのだ。祖父同士が仲が悪かったため、菊右衛門には稽古はつけてもらえなかった腹いせで、自分より下手である惣五郎に腹がたつそうだ。
千秋楽は菊右衛門もみにきていた。次世代の歌舞伎、楽しいことになりそうだと源介の父は祖父の写真をみてつぶやく。
惣五郎と源介は学校へ行きだした。学校はみんながちやほやしてくれる。やはり男同士だし同業者であるし、自分たちの関係をばれるわけにはいかない。ただのクラスメイトで同業者にふりをしようという話になった。
そして学校は文化祭がおこなれることになり、クラスはお化け屋敷をすることがきまった。衣装をつくることになり、互いの家にいく約束をする。
源介の家に行くが、真面目に作業をすることに。そして出来上がった衣装を着る惣五郎。
思へば…思へば…
ええ恨めしい
四谷怪談のセリフをいう。
恨ましいぞえ
伊右衛門殿……
顔を真っ赤にする、源介。
でもそんな風に迫るのはおれだけにして
惣五郎を押し倒す。親が下にいる!と驚くがこんな時間にはこないと源介。そしてお互いを触れ、一緒にお風呂にはいることに。衣装が汚れてしまった。
そして先に進もうといろいろ試すが、痛い!と悲鳴をあげる惣五郎だった。
- 文化祭での出来事
おばけやしきをしたふたりだが、まさかのキスシーンを撮られてしまい?!
- 祖父にばれる?
- 寿一郎のライバル雲之介登場!
など絶間姫を演じる惣五郎はあたふた!
菊右衛門のお願いにより、源介は雲之介に指導されるが思わぬ展開になってしまい…
巻末の短編は、源介がSNSに惣五郎を投稿!ファンがざわつくお話。
花恋つらね 5巻のあらすじ(ネタバレを含むので注意!)
雲之介の指導
蔦丸と武市の演技をみて、刺激をうけるふたり。
次は自分たちの出番である。そこで雲之介があらわれる。そして指導をうける若手だが、源介をみて雲之介はひとこと。
高校生って感じだねェ
落ち込んでいる様子の源介に、惣五郎は声をかけられない。雲之介にダメなところを具体的にしりたいと頼み込む源介。そして稽古を頼んだ。
夜、源介からメッセージがきて会いたいという。稽古後、ふらふらに疲れている源介。
お前の芸はつまんねェな
昼間の言葉よりはましだが、聞いているだけで厳しい指導であるとわかった惣五郎。
そして抱きしめあって、元気をもらうことに。
雲之介は、過去の映像をみていた。熊には負けられないと笑う寿一郎の姿。彼の瞳と、源介の姿がだぶった。
そして年越しをして、新春浅草歌舞伎の初日がはじまった。
新春浅草歌舞伎
初日 一幕目 寿曾我対面。
第二幕は勧進帳である。敵視されていた蔦丸と惣五郎は相部屋。祖父の計らいのおかげで、割と普通に話す仲になった。
熊じいの厳しい稽古にも、強いメンタルの源介は調子を崩すことなく本番ののぞんでいた。
夜の部がはじまる。
一幕「鳴神」
高層・鳴神上人が天皇に約束を破られたことにより怒り、京都北山に竜神を封じ込めてしまったことから、国に雨がふらなくなってしまった。そこで朝廷一の美女、雲の絶間姫をスパイとしておくり、色仕掛けで堕落させ術をやぶるという計画とたてたという話である。
演技に確かな手ごたえを感じるのだった。それをみた源介は刺激をうけた。
あせる源介
源介と出会ってから舞台が楽しくなると思う惣五郎。源介は確かに成長している同世代の役者がいることに焦りを感じていた。
夜も悪夢をみる源介。
ただ日々をこなしていくばかりで、気が付けば半分が終わっていた。あと12日。
雲之介にアドバイスをもらうも、稽古した日から何も変わってないと言われる。
そんな熊じいに惣五郎は言い方がひどいという。
しかし感情的にアドバイスをしているだけで嘘は言っていないという。
俺のライバルの孫だから
だから他より厳しく言っちまうんだよ
そして失敗だけはしないと緊張する源介は、舞台でセリフを飛ばしてしまう。
惣五郎はなぜ相談したいと源介にいう。あまり考えすぎるなと。
お前は今調子がいいからそんなことが言えんだよ!
しばらくほっておいてという源介を、引き止める。いつまでかと。
全否定された源介だが、エゴサした惣五郎は全否定されたことがあると言い返す。自分のほうがたくさんダメ出しされている!へこむなら自分のほうがプロだというのだ。
いつか絶対菊右衛門みたいにいい役者だって言われたいから
ここで終わりじゃねえからいいんだ
お前だってそうだろーが!
おれの相方になりたいっていったの忘れんじゃねえだろうな!
もっとちゃんとおれのこと見ろ
そして舞台をしっかりみる源介。キラキラしている惣五郎。
絶間姫がうまくやれているのは、源介を考えているからと言われた。ほんとかなわない。
そして源介もしっかり舞台ができた。
今回のことがあって、やはり松川惣五郎は最強だと思う源介。惚れ直したという。
そしてふっきれた様子の源介だった。
雲之介と寿一郎
源介の舞台をみて、雲之介は寿一郎を思い出す。
若いころ、惣五郎の祖父、源介の祖父と三人で一緒に舞台で切磋琢磨をしていた。
ふたりは世間から源惣コンビといわれ、人気はうなぎのぼり。舞台チケットは飛ぶようにうれていた。
しかしあるとき、ふたりの仲は決裂。方向性の違いということらしい。
源介の祖父・寿一郎のかわりに雲之介は、菊右衛門の相手役をすることになる。しかし雲之介は感じていた。お客さんも菊右衛門も、求めているのは寿一郎が相手役である舞台である。実力差を感じてしまう。
寿一郎がにくい。彼がいなければ、こんな思いをしなくてすんだのにと思う。でもやっぱり雲之介にとってはあこがれの存在なのだ。
だが、菊右衛門は雲之介ほど寿一郎の演技をみてきた人はいないと言ったのだ。だから源介をみてほしいと。
雲之介は、ふっきれたようだなと源介に声をかける。
雲之介のおじさまと祖父はライバルなんですよね
祖父が言ってました。いつもあなたがいるから一瞬も気が抜けないって
そんな人に教われればきっと「寿一郎」にも近づけると思うから
ライバルなんて一方的な思いかと思っていた雲之介。大笑いをする。
源介なら心臓をつかまれるようなあんな舞台をいつかみせてくれるかもしれない。
文化祭から三カ月。惣五郎が泊まりにくることになった。浅草のご褒美かと思う源介。
軽い気持ちで誘った惣五郎だが、部屋にくると改めて恥ずかしい気持ちになっていた。
そして学習をした源介によりステップアップすることに。ひとつになった。
朝をむかえるふたり。
だが、朝になり帰ってきた兄・蔦丸。部屋をのぞきにきた。裸で眠るふたりの姿をみて、動揺をしてしまった。
巻末の短編は、ふたりの夜と明け方のふたり。
花恋つらね 4巻 5巻 感想
4巻から5巻ですが、両思いになって周りにバレないようにしているふたり。ですが友人にも、カメラマンにも、家族にもばれはじめてきましたね。
夏目イサク先生のツイッターでは、暗い展開にはしない!と明言されているので、多少波乱な展開はあるでしょうが、引き返せないほどの暗さはないと安心して読むことができています。
それにこの漫画のいいところは、歌舞伎について知ることができるのもいいですね。演技も成長していき、青春あり!伝統文化あり!学園生活あり!とさまざまなジャンルがまざっているのでどんどんイベントがあるのでみていて楽しいです。
さらに美形ふたりの王道BL展開ですから、みていてキラキラしているふたり。みるのも目に優しく幸せな気持ちになれます。
おわりに
前回からの流れで1~5巻のあらすじをまとめてみました。とても読みやすい漫画ですし、王道なキャラ&ストーリーですので万人受けする作品だと思います。
悪い人がでてくることなく、芸の世界に向き合う男の世界を堪能したいならぜひおすすめです。
1~3巻はこちらから
BLを電子書籍で買うと
- 置き場に困らない
- 人にばれない
- いつでもどこでも見返せる
電子書籍との相性はいいです。
紙書籍よりもお値段が安いこともあるので、値段やキャンペーンを見ながらどれをどういった形で購入するか悩むのも楽しみのひとつ。
BLは置き場に困ることも多いので、安いタブレットを購入して電子書籍用にひとつあるだけでもとても便利です。
花恋つらね/新作がはやい!種類が多い!電子書籍愛好家に大人気!コミックシーモア
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