凜のヲタク的日常 はてなの章

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定期購入 天堂家物語 17巻 結ばれた二人にはばかる障壁 あらすじと感想 斎藤けん先生

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定期購入 天堂家物語 17巻 結ばれた二人にはばかる障壁 あらすじと感想 斎藤けん先生

 


天堂家物語【通常版】【電子限定おまけ付き】 17 (花とゆめコミックス)

 

今回は、超人気少女漫画・斎藤けん先生の「天堂家物語」17巻をご紹介します。

(ネタバレを一部含むので注意!)

天堂家物語は、花とゆめコミックで、無料アプリでも読めることからアプリ内でもその人気はトップクラス!

 

オリジナルものもあって、マンガは読みたいけれど、買うほどではない!というひとにはおすすめだと思います。

 

manga.line.me

 

天堂家を離れた雅人と蘭。
張り詰めた日々から解放され、ようやく訪れた穏やかな時間――

しかしそれは、ほんの束の間の休息にすぎませんでした。

 

17巻では、これまで断片的に語られてきた
天堂家の過去と、その歪みの核心が明かされていきます。

雅人の父・貴人と、母・ちづる。
二人を中心に広がる因縁は、想像以上に深く重いものでした。

そして、復讐に囚われていた雅人の中にも、
少しずつ変化が生まれていきます。

「共に生きる」という選択――

それでもなお、運命は二人を引き離そうとする。

穏やかさと不穏さが交錯する中で、
物語は再び大きく動き出します。

 

17巻は特装版もあります。

 


天堂家物語【小冊子付き特装版】【電子限定おまけ付き】 17 (花とゆめコミックス)

 

今まであらすじを一巻からまとめてきました。

過去の記事もどうぞ!

天堂家物語 1巻~4巻はこちらから

 

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天堂家物語 5巻~8巻はこちらから

 

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天堂家物語 9巻~11巻はこちらから

 

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天堂家物語 15巻~16巻

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【登場人物】

主人公

らん
本作の主人公。
天堂雅人の婚約者として屋敷に入る。

天堂雅人
貴人の息子。
母を殺した犯人を探し復讐を誓う。

 

天堂家の血筋

天堂勝人
天堂家の先代当主。

志津子
勝人の妻。

貴人(たかと)
勝人と志津子の長男。
戦争で死亡。雅人の父。

操(みさお)
貴人の妹。
貴人に強い執着を持つ。

義人(よしと)
勝人の次男。
勝人の遺言により天堂家を継ぐ。

直人
妾の子。

 

義人の子ども

隼人
天堂家の長男。

周(あまね)
双子の兄。

晶(あきら)
双子の妹。

雪人
双子の下の弟。

 

天堂家の使用人

日下部榮
隼人の家令。

懸(あがた)
晶と周に仕える使用人。

サキ
雪人付きのメイド。

 

天堂家の外部人物

六郷
天堂家を調べている人物。
黒田に調査を依頼。

黒田
元新聞記者。天堂家を調査している。

間三千夫
有名な小説家。天堂家の過去の事件を知る人物。


らんに執着する殺し屋。
日下部榮に雇われている。

 

今までのあらすじ

らんは事情により「鳳城蘭」として、名家・天堂家に嫁ぐことになります。
しかしそれは、本物の花嫁の代わりとして送り込まれた身代わりの結婚でした。

蘭の夫となる天堂雅人は、周囲から狂人と恐れられている人物です。
最初は雅人の言動に戸惑う蘭ですが、一緒に過ごすうちに、雅人の孤独や不器用さを少しずつ理解していきます。

天堂家では家督争いや様々な思惑が渦巻いており、雅人の母・ちづるの死にも謎が残ったままです。
雅人に仕える立花や、天堂家に関わる人々の事情も絡み合い、物語は少しずつ大きく動き始めます。

最初は偽りの夫婦だった雅人と蘭ですが、危険な状況を乗り越える中で、互いを守ろうとする関係へと変わっていきます。
そして天堂家の争いの中で、二人の運命もまた大きく動いていくことになります。

 

そして、あまたの試練をのりこえ、ついに二人は結ばれます。

しかし、まだ天堂家の事件は解決の糸口さえ見えていません。

 

 

天堂家物語 17巻あらすじ(ネタバレがあるので注意!)

 

 

 

雅人・らん・周の3人は天堂家を離れ、黒田のもとへと身を寄せます。

偶然の再会ながらも、黒田は蘭の強さに心を動かされ、彼らを受け入れることに。

 

何も食べていなかった3人は食事を与えられ、 黒田の家でしばし穏やかな時間を過ごします。

本に囲まれた静かな空間の中で、周は好きなものに触れ、 雅人もまた張り詰めていた心を少しずつ緩めていきます。 その傍らには、静かに状況を見つめるらんの姿もありました。

 

天堂家の過去が語られる

 

黒田の家での滞在中、 「宿代の代わりに天堂家の話をする」という形で、周から過去が語られていきます。

その中心にいるのは、天堂家の父・貴人という存在。

常識では測れない支配力を持ち、周囲の人間を翻弄し続けた人物でした。

 

その関係の中で生きていたのが、 雅人の母・ちづる。

美しくも儚く、生きる力に乏しい女性でありながら、 貴人に拾われ、歪んだ関係の中に置かれていました。

やがて貴人は戦争に行き、 ちづるは取り残されることになります。

そして身ごもっていたちづるは、雅人を出産します。

 

歪み続ける天堂家

 

その後、貴人の戦死の報が届き、 天堂家の歪みは決定的なものとなっていきます。

行き場を失った感情は周囲へと向けられ、 家の中は次第に狂気に飲み込まれていきました。

結果的に、当主が死に家に戻ることになった雅人。

新しい環境の中で、雅人は懸命に適応しようとし、 その才覚を発揮していきます。

しかし、ちづるは孤立し、やがて命を落とすことに。

 

立花(秀一郎)の後悔

 

雅人を支えてきた立花(秀一郎)もまた、 この過去に深く関わっていました。

すべては自分の選択が招いた結果だったのではないか。 そうした罪悪感を抱えながらも、彼は雅人を天堂家へ連れ戻す決断をしてしまいます。

その結果として起きた悲劇により、 立花は「取り返しのつかない過ち」を背負うことになります。

それでも彼は決意します。

すべての責任を引き受けること。 そして、雅人の選ぶ未来を支えることを。

 

変わり始めた雅人

復讐に囚われていた雅人ですが、 らんと出会ったことで、その在り方が変わり始めます。

復讐のためではなく、 「らんと共に生きるため」に行動するようになっていく。

その変化は、確かに彼の中で芽生えていました。

 

再び引き裂かれる二人

 

しかし、その穏やかな時間は長くは続きません。

天堂家から送り込まれた鴉が現れ、 雅人を襲撃。

さらに蘭は連れ去られてしまいます。

静かな日常は崩れ、 物語は再び大きく動き出します。

 

17巻の見どころ

 

17巻は、これまで断片的に語られてきた 「天堂家の過去」が一気に明かされる重要な巻です。

 

誰か一人の悪ではなく、 積み重なった歪みと選択がすべてを狂わせていた―― そんな重さが伝わってきます。

 

その中で、雅人と蘭が選ぼうとしているのは、 過去に縛られない「新しい生き方」。

 

だからこそ、黒田の家での穏やかな時間が際立ち、 ラストの展開がより強く胸に刺さります。

 

 

天堂家物語 17巻 感想

 

17巻は、とにかく「重いのに、どこか救われる」巻でした。

 

これまで断片的にしか見えてこなかった天堂家の過去が一気に明かされて、 ようやく全体像が見えてくるんですが―― 正直、「誰が悪い」と簡単に言えないのが苦しいところです。

 

父・貴人の存在は圧倒的で、 すべての歪みの起点であるのは間違いないのに、 その影響があまりにも大きすぎて、周囲の人間の人生ごと狂わせてしまっている。

 

特に、ちづるの描かれ方が印象的でした。

 

ただ守られるだけの存在でもなく、 かといって強く生きられるわけでもない。 その“曖昧さ”がリアルで、読んでいて苦しくなります。

 

そして、この巻で一番心に残ったのはやっぱり雅人の変化です。

 

これまでの雅人は、復讐に囚われて生きていた印象が強かったのに、 蘭と出会ったことで、明らかに視点が変わってきている。

 

「復讐のため」ではなく、 「蘭と共に生きるため」に動くようになっているのが、 すごく静かで、それでいて大きな変化でした。

 

黒田の家で過ごす時間も、 これまでの物語を考えると本当に貴重で、 読んでいる側としても少し安心できる場面になっています。

 

だからこそ――最後の展開がきつい。

ようやく落ち着いたと思った瞬間に、 また現実に引き戻されるあの感じ。

天堂家の物語らしい容赦のなさでした。

 

全体としては、

 

・天堂家の過去が深く理解できる

・雅人の内面の変化がはっきり見える

・穏やかな時間と不穏な展開の落差が大きい

 

この3つが強く印象に残る巻でした。

物語としての“転換点”になっている一冊だと思います。

 

おわりに

天堂家の闇と過去が明かされると同時に、 雅人の変化がはっきりと描かれる17巻。

復讐ではなく、共に生きる未来へ。 その一歩を踏み出した矢先に訪れる新たな試練。

続きが気になって止まらない、 シリーズの中でも重要な一冊です。

さて、これから周・らん・雅人の三人はどんな選択をするのか。見逃せません。

 

 
 

 

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