週末、本屋めぐりをしていました。
そこで気になった本をいくつか手にとりました。
今回、意外に面白かった漫画をご紹介。
- 金の国 水の国 (フラワーコミックススペシャル)/小学館
- ¥価格不明
- Amazon.co.jp
一冊のみの完結の漫画です。
ファンタジー漫画です。
あらすじとしては・・・・
文明は栄えているが水がなくなりそうな金の国。
文明は栄えていないが水が豊富な水の国。
どちらも仲が悪く、万年喧嘩や戦争が絶えません。
どちらにせよ、争いが続くと国は滅びます。
そこで神様は、両方の国にある婚姻を約束させます。
金の国には、一番美人な娘を水の国へ嫁がせる。
水の国には、一番賢い若者を金の国へ婿を行かせる。
といったものでした。
しかし、両方の王様は似た者同士。
相手の国へ人を送るのさえ嫌がりました。
水の国から、婿を迎えるのは国王の末娘。
国境の辺鄙なところに住み、特に綺麗というわけではありません。
ただ優しくおっとりした女性です。争いを好みません。
彼女のところへ婿に来たのは、犬でした。
金の国から、嫁いできた嫁を迎えるは、国境に住む学者。
頭はいいのですが、不景気な国では仕事もなくふらふらしています。
彼に嫁いできたのは、猫でした。
お互いの王は考えることは同じでした。
しかし、王女も学者もまさか婚姻を結ぶのが動物。とは言えませんでした。
そういったことが公になれば、戦争になるからです。
お互いの伴侶を周囲に誤魔化しながら、王女と学者は国境の森で出会うことになります。
学者は王女の話を聞くだけで、お互いの王がどんなことをしたのか察しました。
王女には姉がいます。
姉たちは美人で、王宮の中で豪華な暮らしをしています。
王女の婿を見せてくれ、といったことで大騒ぎ。
犬を見せるわけにはいきません。
そこで身代わりになったのが学者。
お互いが伴侶の身代わりになることで、次第に互いの国に変化がもたらされていきます。
もちろん最後はハッピーエンドです。
感想
手に取ったとき、分厚い漫画!!!と思いました。
フラワーコミックなので、普通の漫画の大きさです。ですが普通の漫画の1.5倍くらいあります。
一冊で完結している漫画ですので、安心して読めました。
それに絵も柔らかいタッチで、童話を読んでいる印象です。
後半から少し内容がはあくしにくくなる印象でしたが、最後には綺麗にまとまっていたと思います。
物語小説などを読む人なら、好みの漫画かなと思います。
フラワーコミックは連載ものではない、一話限りですが、こういう力作がが出てくるので、探すのが楽しみです。
童話らしいハッピーエンドの漫画を読みたいときおすすめの漫画です。
ではまた次回。