凜のヲタク的日常 はてなの章

ゲーム・アニメ・漫画などリアルでは語れない事を発信(BL含&分別)

定期購入 エロスの種子 3巻 ハッピーエンドを望むわけではないけれど、前向きな力を感じる

 

 もんでんあきこ先生のエロスの種子3巻の紹介記事です。

5~10分で読めます。

 

エロスの種子 3巻が発売しました!

 

1巻を気まぐれに購入して、その漫画の完成度に驚いてしまったことを強く思い出す漫画です。

 

もんでんあきこ先生による、人間の三大欲求のひとつを官能的に描く漫画です。

 

もんでん先生の描く主人公たちは、男性も女性も色気があります。

少女から大人の女性へ、そして中年になる女性も素敵。

それは男性に関してもそうです。どんな男性もすごくセクシー。登場人物のかき分けもしっかりしていて、人間の美しさを感じられます。完成度の高い作品を読めて、嬉しいという印象をもちます。

 

エロスの種子とは?

 

1巻の紹介は過去の記事へ

 

 

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エロス【(ギリシャ)Erōs】

1 特定の人に対する、性愛としての愛。愛欲。
2 プラトン哲学で、真善美へのあこがれという純化された衝動。

  出典:デジタル大辞泉(小学館)

 

 

女性の中には、エロスの種がうずまってる……

そのエロスに惑わされ、人生を踏み外していく人間も多くいる。

女も男もエロスの前では、決して冷静になれない。

人間の醜さと、弱さと、美しさをまざまざと見せつけられるエピソードが連なっています。

 

1巻では、エロスの種子の根幹部分を感じられる一冊

2巻では、1巻の雰囲気を受継ぎならが時間の流れと変わらぬエロスを感じます。

 

では3巻ではどんなお話が展開されるでしょうか。

 

 

エロスの種子 3巻のあらすじ(ネタバレを一部含むので注意)

 

 

 

 

紛れも無く平面に描かれた漫画。

だが、そう簡単に片付けていいのんだろうか?

ここに純文学の新たなる夜明けをみた。

 

ーーーーーーースターレス高嶋(変態紳士)

 

    エロスの種子3巻 帯の一節

 

 

 

例え修羅の路であれ、運命を生き抜く女の性……

 

 

 

戦地から帰ってくると信じ続けた女、鈴子

 

昭和20年、7月ラバウル。息を引き取った戦友の身体の一部をもって、彼の妻に会いに行く菅原。未亡人になってしまった鈴子の歓待を受けるが……

妖艶でありながら、きれいな鈴子に惹かれる菅原。菅原の妻は自分を待ってはくれなかった。己の弱い心を言い訳に、鈴子を組み敷くも…

 

意識がさめると、鈴子の養父に暴行されてしまい!

鈴子に魅了された男たちの末路と、夫を待ち続ける鈴子の女心。

菅原の弱さとずるさ、女の強さとずるさ。エロスの種子といったら、こんな展開が王道!最後には前向きな意志を感じられます。

 

かつて緊縛され、羞恥の過去を知る男を訪ねた女、順子

 

2巻の後半に出てきた、緊縛する男と女の話の続編。

単体でも読める作品です。

 

かつて学生運動に燃えた男の恋人だった女・順子。彼女は緊縛する男との関係を持っていた。順子は学生を卒業し、男との関係を断った。彼女は弁護士になって、かつて自分を緊縛した男の弁護を務めることになった。

 

そして男・薫の懺悔を聞くことになる。

薫は戦時中、自分の父の妾を殺したことがあった。しかし空襲があって、罪を問われることがなかった。少年時代の罪の意識は、薫の人格に大きな影響がでた。

 

薫は決して女性と肌を合わせようとしなかった。これが自分の罪だと思った。

しかし、禁欲的な少年も祖父の日本画に心を奪われる。祖父の描いた絵は、女性の緊縛の絵。画家になった薫は、同じように緊縛する小説を書く女に出会う。

 

そしてお互いに共通点があったが、罪の意識にさいなまれ女は死を選ぶ。

結果的に二人の女性を死に追いやってしまった薫。

 

だが、弁護士の順子は彼の罪を赦した。

 

記憶の奥底に燻り続ける、戦争の原体験に埋もれた男、薫

と順子の関係は、緩やかに始まった。そしてあるとき、かつての恋人が現われ、順子を緊縛してしまう。

 

薫は順子を助けようとするが…

二度人を殺してしまった薫、人を間接的に殺してしまったセクト

順子が選んだのは?

 

ハッピーエンドを望むわけではないけれど、前向きな力を感じる作品です。

 

己の境遇を受け入れ、自らを戒める女、さつき

大学生の山田。時代はバブル全盛期。

そんななか、山田はバイト先の武藤さつきがAVに出ているのを知ってしまう。貧乏で童貞。同じビリアード台があるプールバーで働く二人。

実家の跡を継ぐため、大学を辞めることになった山田はささやかな東京の思い出に武藤に頭を下げた。が、つれなく拒否される。

 

武藤はお金を稼ぐために必死に働いていた。自分の夢を叶えるため。そんな武藤の強さに、次第に惹かれていく山田。

 

そんなとき店長に言い寄られている武藤を助け、一夜をともに…

 

子どもが産めない身体であること、夢をもっているという武藤の告白。

前向きな山田はある決断をし、武藤に気持ちを告げる

 

両親の愛に包まれた養子の息子、勝

 

血のつながっていない親子。だが、両親は優しく、愛された

きれいな母を父からいつか奪おうと努力するも、父の存在は偉大だった。

 

両親たちから距離を置こうと大学へ行く勝。そこで出会った同級生。

彼女は親から虐待を受けていた。体中に傷をもった千香。

勝は自分を振り返り、惜しみない愛情を受けたことを実感した。甘えていた自分を内省して、千香に告白をする。

 

未来を感じられるお話。

 

感想とまとめ

今までとはちょっと違う印象の3巻でした。

3巻では未来を意識できるような、明るいお話です。

 

時系列も最初は昭和初期、そして平成、現代…

1冊に時間の流れを感じます。ですが、変わらない愛やエロスを感じます。

 

今回は全体的にお話が繋がっていて、連載っぽい構成になっています。今までは読み切りで1話限りというものも多かったので、今までの流れが好きだった人には、少し違和感を覚えるような印象を持ちます。

 

ただ個人的にハッピーエンドなのか、でもすべてがハッピーなのかわからない加減が好き。前向きでありながら、キャラクターの心情もしっかり描かれ、満足できる1冊です。

 

 

 

まだ読んでいない人には、1~3巻までいっきに読んでほしいです。

 

 

 

ではまた次回に。

 

 

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