定期購入 葬送のフリーレン 9巻 10巻 呪われた街と魔族と人間のおはなし 山田鐘人先生・アベツカサ先生 あらすじと感想 (ネタバレが一部あるので注意)
今やその時期の旬な漫画をチェックするのには必須といっていい、マンガ大賞。
2021年受賞作が、今回ご紹介する『葬送のフリーレン』です。
さらに、アニメ化も決定し話題沸騰になるのは時間次第といったところでしょう。
今回は、葬送のフリーレン9巻と10巻をご紹介したいと思います。
ではみていきましょう。
葬送のフリーレン 1巻~6巻はこちらから
前巻 葬送のフリーレン 7巻8巻はこちら
葬送のフリーレンとは?
かつて勇者一行の魔法使いとして戦ったエルフの女性が主人公です。
長寿ゆえ、時間の感覚が乏しいのが難点。ですが、あるときに知ってしまうのです。
大切な仲間たちはエルフよりも短命で、気が付いたときには寿命を迎えてしまうこと。それを知ったのは、大切な勇者が亡くなったときでした。
エルフとして、自分の趣味や研究を追及していたフリーレンですが、勇者の死をきっかけに違う気持ちで旅に出るようになりました。
公式サイトはこちら。主要人物がわかります。
主な仲間たち
フリーレン:エルフの魔法使い、元・勇者のパーティ
フェルン:勇者のパーティの仲間が育てた孤児・フリーレンの弟子
シュタルク:勇者のパーティの仲間の弟子。フリーレンやフェルンに同行する戦士
勇者ものが好きなら断然おすすめしたい作品です。勇者ものが大好きな著者ですので、ダイの大冒険は大好きです。
また、サンデーの公式コミックサイト「サンデーうぇぶり」では、作品を一部無料で読むことができます。
サンデーが好きならチェックしてみてくださいね。
葬送のフリーレン 9巻のあらすじ(一部ネタバレがあるので注意!)
勇者の自伝
勇者ヒンメルの死から30年後、北部高原コリドーア湖。
一週間たっても天気が荒れています。対岸へ行くのも困難な状況です。
結局、冬が過ぎてしまいました。そのためお金もなくなり、依頼と交換で船を出してもらうことになりました。
修道院にある勇者ヒンメルの自伝があるということで、勇者ヒンメルは街をすくってくれたということです。勇者に憧れがあるとい船頭さん。
あっさり修道院の結界をといて、ヒンメルの自伝を見つけます。中身はたわいもない旅の日々。船頭さんはフリーレンの顔をみると、勇者の一行だったとわかり、フリーレンに自伝をもっていろと言います。
勇者の橋
北部高原トーア大渓谷。
三千メートルの大絶壁を渡るのを悩む一行。
すると橋を見つけます。橋をつくったのはフリーレンの顔見知りでした。ゲーエンといい200年前から橋をつくっているドワーフです。ただ一つ問題がありました。大型の魔物がいて、強風を起こしてしまい橋が機能していません。
その魔物を討伐しに行くことになります。もともとこの橋を依頼したのは勇者でした。
ゲーエンの村が魔族に襲われ、橋があれば助かったのにという後悔があったのです。
作り終えても勇者は見ることができませんが、それをフリーレンが見に来るとヒンメルは言っていたのです。そして魔物を討伐し、ゲーエンはあたしくできた村で余生をすごすことになりました。
美しい景色
北部高原シュマール雪原。
路銀がないというフリーレン。雪原の真ん中で集落を見つけます。そこは冒険者の野営で、聖雪結晶をとりにいく軍団でした。結晶はこの地域でしたとれなく貴重です。
集落の物価も高く、ここで魔物討伐をうければ報酬も高いとふんで、依頼をうけます。
対人結界をはってほしいと頼まれます。人に対しての結界という変わった依頼です。
人の横取りを防ぐため場所をおさえるための結界のようです。
魔物を倒し結界をはります。依頼者は美しい光景をみてなくなってほしくないと思い人が入れない結界を頼んだといいます。かつては勇者もみた美しい景色でした。
黄金都市
北部高原ヴァイゼ地方。
一級魔法使い・レルネンからの依頼で城塞都市ヴぁイゼに行くことになります。50年前魔族の七崩賢黄金郷のマホトによって、一瞬で黄金になった都市です。魔法協会が現在は管理しています。
そこで魔法協会の管理者の協力をすることになりましたが、同じ一級魔法使いデンケンでした。フリーレンの師匠の師匠・ゼーリエに頼み込んで管理者になったというデンケン。デンケンの故郷でした。
デンケンは昔妻とそこで屋敷で暮らしていました。フリーレンはかつてマホトに戦闘で負けています。今回の依頼を断るといいます。
黄金都市はまだ黄金の領域が広がっています。デンケンはずっと妻の墓参りにも行けず、やっと管理の任について故郷に帰る決心をしました。それもあきらめるための決心。
デンケンは故郷にかえると光景は昔の幸せな風景が残っていました。そのために戦うというのです。フリーレンはその幸せな記憶に共感できデンケンに協力することを決めます。
マホトはなんでも黄金にしてしまう呪いをもっています。ですが、そこからは魔力が感じられずいびつな空間です。ほかの魔法使いの情報をもってしても勝つのは無理。ですが、勝算はあるとデンケンは言います。
デンケンはマホトとかち合いましたが、攻撃をされませんでした。マホトには、ヴァイゼの民につかえること、民に悪意をもった行いをしてはならないという支配の石環が首につけてあります。
つまり、ヴァイゼの民には攻撃ができないのです。
魔法使い・エーデルは事前調査でマホトの記憶をよみわかった事実でした。
デンケンはマホトと対話を続けているといいます。マホトを殺せばいいだけでは?という話になりますが、呪いはマホトが消えてもなくなりません。
呪いをとけるのはマホトだけなのです。
マホトは人間との共存を望んでいるといいますが、たくさんの街にはいってくる人間を殺しています。マホトはかつて領主のお抱えの魔法使いで、デンケンの魔法の師匠でした。
フリーレンたちはエーデルがよんだマホトの記憶を解析するため時間を要します。
葬送のフリーレン 10巻のあらすじ
マホトの記憶
昔の記憶。とあるとき、マホトは人間の感情に興味をもちはじめました。
人間の感情を理解するため残虐な殺し方をして、感情を観察しますが、人類の知り合いがいればもっと理解できるという結論に達しました。
とあるとき、貴族にであいます。変わった男は自らを悪い貴族だといいました。
城塞都市ヴァイゼは帝都の政争にまけた貴族が行き着く場所、そこでも権力争いがおこり、お飾りの領主だといいます。しかし息子は正義感があり意見をいったため殺されます。
グリュックという男に関心をもったマホトは、貴族を排除するため、人殺しの手伝いをします。
そして、城塞都市は繁栄し、マホトは表舞台にもたつようになります。魔王が殺されたという話を聞いても、あまり関心はありませんでした。
そしてデンケンという少年の師匠にもなり、グリュックの娘とデンケンが結婚をすることになります。
グリュックの娘が師にデンケンが街を離れ、グリュックも年をとりました。
マホトは街を壊そうと思いました。大切なものを壊すときどんな気持ちをもつのかという試みです。
黄金をすべてかえても、特に感情はわかなかったマホト。
戦闘
フリーレンの記憶の解析は続きます。
そして二か月が過ぎました。そこにある魔族も来ていました。ソリテールという魔族です。ソリテールはマホトと同じように人類に興味がある魔族です。
ソリテールという魔族の名前が記憶がないということは、彼女とあったものはすべて殺されているということ強敵です。
デンケンはマホトと戦闘がはじまります。そしてマホトの呪いを跳ね返す魔法をとなえます。それこそがデンケンが一級魔法使いになったときにゼーリエからもらった魔法でした。
しかし、戦闘でマホトが黄金にかえてしまうことで決着がついたように思えます。
そして記憶の解析がおわったフリーレン。万物を黄金に変える魔法は、この瞬間から呪いではなくなりました。
葬送のフリーレン 9巻 10巻 感想
葬送のフリーレン 9巻 10巻のあらすじをみてきました。
今回は、フリーレンがのんびりと勇者ヒンメルとの過去を思い出しながらの旅が多かったです。
フリーレンも長く生きるばかりで、人の感情を理解できていなかったところが多かったですが、ヒンメルとの思い出を振り返る瞬間こそ、人間らしさを感じる瞬間なのかなと思います。
ヒンメルの記憶からまた学びなおし、人間の感情を理解しなおす旅なのかもしれません。フリーレンが優しい顔になるのも、またヒンメルの記憶を思い出したときなのですよね。
ヒンメルを通して人間への愛が芽生えていると感じます。
10巻では、変わった魔族の話になりました。感情をもたない魔族が人間の感情に興味をもちます。フリーレンと同じように長寿で、他者に興味をもたないところは似ているでしょう。魔族は人を殺すのを何とも思いませんし、同族に対してもなんの感情ももちません。
まるでお遊びみたいに、貴族につかえることになったことから、城塞都市が栄えた過去がありましたが、それも自分の中に感情があるかどうかを確かめる行為にすぎませんでした。
結果、人間の感情を理解するため人間の傍にいましたが、何もなかったという結論になりました。それもなんだか悲しいなと思いますが、それが魔族の特性なのでしょうね。
感情がない生物という魔族。
長寿のエルフと似ている点は多くありますが、それが大きな違いなのかもしれません。
でも、フリーレンも出会う人が違ったなら魔族と同じ道があったのも否定できないなとも思います。
それだけフリーレンにとって、仲間の存在が大きいのだと思います。
さて、呪いが解析できた10巻の最後なので黄金郷の結末は11巻になりそうですね。
次も楽しみです。
葬送のフリーレンが好きならこちらもおすすめ
ヴィーナス&ブレイブス ~魔女と女神と滅びの予言~
プレイヤーは不老不死の体を持つ騎士団長・ブラッドとなり、予言された100年にもおよぶ災厄とその後に訪れる破滅を阻止するために世界中に出没する魔物を退治することになる。
葬送のフリーレンが好きなら、長寿ゆえ仲間を見送り、新しい世代とともに旅をして、さらに仲間を見送る100年の話。後半は作業感はありますが、果てしない時間を感じるなら大変おすすめです。
ノスタルジーを感じながらも、ゆるく旅をする物語。
- キノの旅
- 魔女の旅々
- 狼と香辛料
ライトノベルですがアニメ化もされており、どれも楽しい物語です。日常を語るように過ぎていく童話のような寓話のような世界観もまたいいですね!
アニメから3作品入りましたが、癒されて、冒険にでる感じがわくわくします。
おわりに
葬送のフリーレン 9巻 10巻のあらすじと感想をまとめてきました。漫画好きな芸能人の人も推している漫画ですので、これからももっと人気がでそうな気がします。
舞台化、CD化などもいけそうな気がするので、どんどん話題になりそうです。
本屋さんでも大きくコーナーが設けられるほどですし、引き続きチェックしていきたいと思います。
アニメ化も決定し話題沸騰になるのは時間次第といったところでしょう。
11巻はこちらから
最近は漫画を電子書籍で購入しています。外に出るのもおっくうになり、置き場にも困らないからです。
スマホにいれておくだけで、読み返しも楽!
おすすめの買い方は、お試し読み→クーポンがあれば割引で購入。
または、新刊がでるとバックナンバーが割引になることが多いのでそのときにまとめ買いするのもいいと思います。連休前などはキャンペーンが加速するため、チェックするのがおすすめです。各サイトキャンペーンがすごいですね。
↑ポイント好きなら断然おすすめ!PaypayやTポイントも付与される
キャンペーンの合わせ技を使えばかなりお得になることも。クーポンの不意打ちもあるのでこまめにチェックがおすすめ
↑キャンペーンが豊富、新刊がでるのがはやい
↑分冊本がおおく少額から買えるのがポイント!お試し読みも多いのでここで試し読みしてからほかで購入もいいかも
ほかにも「まんが王国」「DMMブックス」もキャンペーンが豊富。赤字必須というほど70%還元セールも実施したので、各社キャンペーンが熱いです。
今話題の漫画のあらすじをまとめました!
SPY&FAMILIY
勇者アバンと獄炎の魔王
スーパーベイビー
消えた初恋
スキップとローファー
極主夫道
煙と蜜
大正殉愛 金魚撩乱
自転車屋さんの高橋くん
オオカミ部下くんとヒツジ上司さん
ながたんと青と
悪し妻かたり
そのほかの紹介した漫画の一覧はこちら