（2021年12月14日記事修正 新刊6巻情報加筆）
次にくるヒット作品の予感！スキップとローファー 1巻～6巻 高松美咲先生 田舎から出てきた優等生の東京スクールライフ （一部ネタバレがあるので注意）
次のヒットを探るのもまた楽しいオタクライフです。
今回は、次にきっとヒットするだろう作品、スキップとローファーという漫画をご紹介したいと思います。
スキップとローファーは現在、5巻が既刊。
スキップとローファー1巻、2巻、3巻、4巻、5巻まとめて購入しました。
スキップとローファーとは？
スキップとローファーとは、田舎から出てきた優等生が、都会の高校で学生生活をエンジョイするお話。田舎育ちですので、ビルがたくさんあったり、新しいもの、キラキラしたものにあふれているのに最初は驚きます。
しかし、次第に友達ができるようになり、慣れない都会生活も楽しくなってきます。
素朴な主人公・岩倉美津未（いわくらみつみ）は、田舎の神童といわれ、頭がとてもいいのです。田舎をよくするため、東大へ行き、官僚になり、そして田舎へ返り政治の力で地域をよくしたいという夢をもっています。
今時めずらしいまっすぐな心根の女子高校生ですが、東京の進学校は今時の子ばかり。入学式でであったイケメンの同級生・志摩聡介に助けられます。聡介はいいひとですが、繊細で複雑な面もあって？！
さらにはしたたかな女子・江頭ミカや、きれいな同級生・村重さん、オタクな女子・久留米さんなどたくさんのお友達ができて……
繊細な高校生の気持ちと、ほんわか楽しい学園生活を描いたスクールライフです。
スキップとローファーはTSUTAYAでもおススメされている注目作
TSUTAYAレンタルコーナーでも目立った位置に配置してあり、今注目作であることがわかりました。
実際漫画好きの人にも、おすすめされた作品だったので気になっていたのですが、一巻からお試し読みして、これはいいかも！？と思いました。恋愛色はあるのですが、少女漫画タッチのようにキラキラしたものではなく、等身大の高校生らしさの恋愛なのですよね。
イケメンの男の子も、実は普通の男の子であったり。きれいな同級生も、実は普通の女子高生なのです。それぞれよさもあり、欠点もあり。それでも友人として認め合い、主人公・ミツミちゃんを中心に人間関係がよくなっているのが素敵ですね。
さらに！人気が高まり、アニメ化も決定！
スキップとローファー 1巻あらすじ（ネタばれを一部含みます）
岩倉美津未は、石川のはしっこからきた15歳。東京の進学校で高校生になります。地元の同級生は8人で、駅は廃線でなくなってしまったほどの過疎。いつかは地元を栄えさせたいという夢をもっています。
美津未父の弟のナオちゃん（女性の姿をしている）が東京の保護者。 しかし入学式通勤ラッシュに人酔いしてまっていると、助けてくれたのはキラキラした志麻聡介に出会います。たかが入学式という聡介に、やつあたりしてしまった美津未はローファーを脱いで学校へ。主席合格のため、新入生代表の挨拶をしますが、終わったら吐いてしまいました。
入学式早々注目された美津未ですが、聡介が実家の犬のような可愛さに気が付いてしまい、親近感をもちます。きれいな同級生の村重さんや、計算高い江頭さん、明るい木之本さんと友達になり、学園生活がスタートします。
メガネの久留米さんとも仲よくなり、美津未は生徒会に興味をもちます。
スキップとローファー 2巻あらすじ
部活勧誘を受け、演劇部の部長・兼近が聡介を勧誘しているのを知ってしまう美津未。実は聡介は子役だった時代がありました。しかし聡介はもう演劇をやらないと言います。
美津未は生徒会の高嶺先輩を尊敬し、一緒に行動をともにすることに。今度はクラスマッチ大会がおこなわれ、バレーをやることになる美津未と友人たち。女子たちの友情が深まります。一方、聡介はバスケをすますが大活躍で女子に人気！
そして、前期の期末試験がおこなわれます。テストに真面目じゃない聡介とけんかをしてしまう美津未。仲直りをして女の子とちゃんと友達になったのは初めて！と聡介に言われ、顔が真っ赤になるのでした。
スキップとローファー 3巻あらすじ
前期生徒会の書記になった美津未。高嶺さんは副会長です。会長になったのはイケメンで圧倒的な投票率をみせた、風上先輩。高嶺先輩は悔しそうです。
夏休み前に、告白合戦になる校内。聡介は相変わらず大人気です。美津未たち女子たちはパジャマパーティーをやる約束をします。そして美津未は思わず、聡介に動物園へふたりで行こうと誘ってしまいます。
が、突然謎の美少女・梨々華が登場！彼女はモデルでした。聡介と梨々華は過去に何かがあるようでした。
聡介と美津未は動物園デートへ、江頭さんと美津未の保護者のナオさんが後をつけます。楽しく時間は過ぎ、今度は女子会！そして、実家に帰省が近づきます。
夏休みは明け、なんとなく距離が遠くなった聡介と美津未。9月の文化祭が近づいてきます。
スキップとローファー 4巻あらすじ
文化祭の演目は、演劇・サウンドオブミュージック。美津未は生徒会ですので、忙しく、聡介はキャストに選ばれます。聡介は断ることができず、過去の記憶を思い出していました。
母のために演劇をしていた聡介。もう母には義父がいて弟がいます。そして聡介は家庭に居場所がありません。ですが母が聡介のミュージカルを知り見に来ます。弟も一緒ですが迷子になってしまいました。美津未が見つけ、聡介と弟の仲がどこかよくなりました。
莉々華と聡介の母が対峙し、雰囲気が悪くなり美津未が中に入りました。聡介はその姿がコミカルで思わず笑ってしまいます。莉々華は過去の事件から聡介を縛っていましたが、聡介が学校が楽しいというのを聞き、聡介に嫉妬していた自分に気が付きます。
文化祭は無事終わりました。
スキップとローファー 5巻あらすじ
11月になりテストが終わり文化祭も終わり、席替えをして、美津未と聡介は隣同士の席。
美津未の尊敬する高嶺先輩は生徒会長になり、聡介は演劇部に入りました。聡介が部活をがんばる姿に思わず美津未は、「好きだな」と思い恋を自覚します。
美津未は女の子らしいことに目覚めようと、お化粧をしたりしてみます。一方、友達の久留米さんにも気になる男子が。文芸部の本多先輩とひょんなことでデートすることに。美人の友人・ゆづにコーディネートしてもらいおしゃれにデートしますが、本多先輩がゆづのことを「キレ―な子」というと、現実にかえりました。美人で性格もいいゆづ、努力もしている彼女と友達になれだけで幸せと思います。
クリスマスになり、友達と買い物をしていた聡介は美津未にハンドクリームを買ってあげます。そんな様子をみた友人は、聡介と美津未が付き合ってるのでは？と思います。聡介は美津未になら勘違いされてもいいと思っている自分に気が付きます。
美津未は冬休み実家に帰省し、叔父のナオさんも次回は帰省すると電話をしました。
スキップとローファー 6巻あらすじ
年始年末が終わると次はバレンタイン！女子たちでチョコの交換会をやることになりました。江頭さんは、同じクラスの小渕君にチョコをくれない？と言われドキドキ。友人に男子の真意を聞こうと電話をしていると、迎井（聡介の親友的ポジション男子）に注意されます。迎井に腹がたつ江頭さんですが、聡介に告白をすること決意します。
そして志摩くんに告白しチョコを渡します。しかし断られます。でもチョコは受け取ってくれ、ありがとうと言われます。帰り道涙を流す江頭さん。美津未はみんなにチョコを配ります。聡介にももちろんくばり、聡介は義理チョコだなとちょっとがっかり。
そして入学者選抜が行われ、いよいよ一年の終わりが見えてきます。男女一緒に学年末試験に向けてテスト勉強をすることになります。メイクをしてきらきらしている未津未に聡介は思わず視線を向けます。そして迎井も江頭さんに前回のことを謝ります。
聡介は美津未にゆっくり大人になろうよいいます。
そして美津未の誕生日ですが、叔父のナオさんはわざと帰ることはしませんでした。青春を楽しんでいる美津未をみていると、素直に喜べない自分に向きあうのがつらかったためです。しかし同僚に励まされ、無事に美津未を祝えました。
山田は美少女・ゆづが好きですが、ゆづは女の子扱いされるのがそこまで好きではありません。さらに山田は女の子だったら誰とでも付き合いたいと思うため、女子たちからはモテません。ホワイトデーは、真心をこめようと、手作りを女子にお返しします。中には山田のことを快く思う女子もいたりしました。
そして春休み、美津未はふるさとへ帰郷します。
巻末の四コマもかわいい日常がつまっていて、読み応えあり！
公式サイトで1話の試し読みもできます。
スキップとローファー｜アフタヌーン公式サイト - 講談社の青年漫画誌
最近は電子書籍で購入することがほとんどです。
電子書籍サイトはたくさんありますが、著者が使っているのは、ebook、コミックシーモア、ひかりTVブック、Rentaです。
クーポンが配布されたり、割引セールがあるのでそのときにまとめて購入しています。
ポイント増量されたり、決済手段も多いので使いやすいです。
スキップとローファーをebookで読む/Ｔポイント＆Paypayがたまる
スキップとローファー 感想
一巻一巻、短縮してまとめたので、いいところが伝わるか心配ですが……とにかくピュアな高校生たちの青春を楽しめる物語です。
聡介くんは子役をやっていたほどのイケメンで、頭もよく、要領もいいのですが、家庭が複雑です。一方主人公の美津未ちゃんですが、家族仲もよく、親友もいて、友人にも恵まれ、頭もいい。ですがどこか一生懸命すぎて空回りしてしまうことが多いのです。
友人たちも江頭さんは、努力家ですがどこか計算高く、嫉妬心や意地悪な気持ちがあることを自覚しています。きれいな同級生・村重さんは綺麗すぎるがゆえ、中学校時代友人関係で苦労しています。また久留米さんは、メガネで根暗だという自意識から、キラキラしている人たちを嫌っていました。
それぞれが苦手だったり、嫌なことがあったりするのですが、美津未ちゃんとかかわることで少しずつよくなっていくのが素敵だなと思います。
美津未ちゃんも、夢に一生懸命なのですが、それゆえに周りが見えなくなりそうになり、友人とぎくちゃくしたりするので、こういうことあるよな～と共感があります。
イケメン＆きれいすぎる人も、悩みはつきないもので。人間にはそれぞれちょっとした得意なものと、ちょっと苦手がものがそれぞれあるよな～とさまざまな共感をもつ作品だと思います。人物の心情もたくさん描かれているわけではないのですが、人物背景だったりがとても深く、味わい深いイラストのタッチがいい作風を作り出していると思いました。
かといって重すぎない展開ですので、誰がすっごい悪役というわけでもなく、ゆるやかに一年過ぎていき、人物の成長も感じられます。
4巻で1年の半分が過ぎたので、このまま3年間の軌跡が描かれていくのだろうと予測します。今ある人間関係がどう動いていくのか。恋愛もこみで進路も気になりますね。
次の7巻はこちら
スキップとローファー好きなひとへおすすめの漫画
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アニメでも放送され、話題になって漫画です。文学部の女子たちの等身大の恋愛をピュア＆ちょっと下心ありで見事に描写しています。こちらもTSUTAYAレンタルで話題になっていたのでまとめ借りしました。
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アニメもぜひ見てほしいですね。
一部あらすじをまとめた記事もあります。
おわりに
終わってしまう作品がある一方、どんどんすばらしい作品に出会えるのがうれしいです。今回のスキップとローファーは、どこか懐かしいような女子高生たちの青春を描いたもので、学生は時代によって変化はあるでしょうが、かわらないところもあるのだなと思った一作です。
高校生活をおくる人が多いと思うので、共感が盛りだくさんの内容だと思います。それぞれキャラに個性があるので、誰かの立場できっと共感でき、ある日の青春時代を思い返すことできるのではないでしょうか。意外とシビアな現実がちゃんと描かれていますが、優しい世界でもあるので、読んでいて明るくなれるのがいいです。
次の5巻も予約をして読みたいと思います。
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