定期購入 BL漫画 花恋つらね 9巻 弁天小僧に大苦戦！役者としての成長 夏目イサク先生 感想とあらすじ
花恋つらね（９）【電子限定おまけ付き】 (ディアプラス・コミックス)
今回は、大人気BL漫画家さん・夏目イサク先生の人気作「花恋つらね」を8巻を紹介していきたいと思います。
BL漫画はなかなか長くは連載しません。月刊誌に連載がほとんどですから、単行本の間隔も長いです。ですから一巻からの内容を忘れやすかったりが多いです。BL愛好家さんなら共感してもらえるかなと思いますが、前の巻をなくしてしまったりして、新刊がでてもなんとなくしか覚えてなかったりします。
そういうこともあって、自分用にメモ書きとして記事にしておこうと思いました。
今回は「花恋つらね」9巻のあらすじと感想をまとめます。
花恋つらね 1～３巻のあらすじはこちらから
花恋つらね 4巻5巻はこちらから
花恋つらね 6巻はこちらから
花恋つらね 7巻はこちらから
花恋つらね 8巻はこちらから
夏目イサク先生の作品は大人気
夏目イサク先生の作品は、大人気！本屋でも人気のある漫画家さんとして取り扱われ、コーナーも見かけたことも何度もあります。比較的長い経歴のマンガ家さんで、王道のBL作品をかいてくれているという印象です。
今回の作品も王道の物語！まっすぐな心根の少年たちの恋愛と青春が楽しめます。
すごもり継続にてBL漫画をまとめ買い中！夏目イサク先生の作品も集めています。
今お気に入りの作品はこちら。
王子様の理由
カップリングは、御曹司×ホテルマンの身分差恋。一巻のみですが、王道メンズラブの展開が好みです。典型的なボンボンと一般人のホテルマンの恋ですが、まさにファンタジーのような世界！現実的ではないのですが、これはこれで好み！花恋つらねが好きな人にぜひおすすめしたい作品です。
花恋つらね とは？
花恋つらねとは、高校生のふたりが主人公。なんと歌舞伎界のプリンスのふたりなのです。少女漫画では、歌舞伎界の御曹司との秘密の恋などの作品は何作か読んだことがあります。
古典芸能のBLも複数ありますが、歌舞伎でしかも跡取り同士がカップリングだなんて秘密の恋としてドキドキしますね。
「玉乃屋」松川惣五郎（本名：東周吾）
「大谷屋」新井源介（本名：野田淳平）
ふたりが俳優として、そしてライバルとして……唯一無二の相方として結ばれていく過程を楽しめる作品です。
紆余曲折があり、惣五郎はついに告白し付き合いはじめます。
しかし、御曹司同士は、試練が続きます。役者として一人前になることを目指し、二年の歳月が過ぎます。そして、祖父たちにも秘密の関係があったことが判明していきます。
花恋つらね 9巻はどうなるのでしょうか？
ではみていきましょう。
花恋つらね 9巻のあらすじ（ネタバレを含むので注意！）
苦戦する役作り
弁天小僧の演じることになった惣五郎。ですが、祖父からは三文芝居と言われてしまい、役をどう演じるのかを悩みます。
そこで、源介に相談すると、源介の兄で女形である蔦丸も以前弁天小僧を演じて苦戦したことを知ります。
惣五郎は、源介の家に行き、蔦丸に演じ方のアドバイスをもらうことになりました。
蔦丸は、役作りはマイナスのところから始めたといいます。
もともと、蔦丸の家は立役がメインですが、蔦丸は立役が苦手でした。しかし開き直って女形をやりだして、役作りがうまくいきました。
そこで弁天小僧をやろうにも、立役なんてできない！開き直りでやった役が功をそうしたのでした。
惣五郎は過去の蔦丸の演目を映像でみると、確かに「覚悟」を感じました。自分になりないものがわかりますが、どうすればいいか悩みます。
そして稽古日。惣五郎は弁天の生き方を考えながら、覚悟をもって生きることを考えます。
もし、源介とのことをみんなに知られたら？と考えたら、恐怖に感じてきました。仲よくしてくれるみんなの視線がかわるのが怖い。
でも源介との関係を終わらすことなどできない。だったらビビるな、虚勢でも胸をはれと思います。その演技は、祖父からも褒められることになります。
そして、新秋大歌舞伎「弁天娘女男白波」の初日が幕を開きます。
役者としての成長
ネットでは惣五郎の弁天小僧の評判がよいものでした。エゴサしている源介は難しい表情をしています。
巡業中なため、生惣五郎をみられないためです。そんな源介に兄の蔦丸は行ってくればいいといいます。兄に、惣五郎の祖父・菊右衛門先生もみられるという提案をして、ふたりで行くことになりました。
そして、生の演目をみた源介は満足しました。蔦丸も惣五郎の演技はいいと褒めます。
ふたりが再会できるのは千秋楽が終わってから。それから二か月後、ふたりがマンションへ行く姿が週刊誌にとられます。
二人のことをセットで売り出すと売れるため、仕事はふたりの絡みが多くなってきました。ふたりはあまり仕事では関わりをもちたくないため、複雑です。
友人に芸能人の恋愛のことを聞いても、堂々としていれば？と言われます。悪いことはしていないけれど、周囲に何も言えないジレンマが惣五郎にはありました。
そこに、新しい仕事が決まります。今度は「忠臣蔵」惣五郎は、お軽という役。源介は勘平という役で一幕演じることになります。
源介は雲之介先生にみっちり稽古をつけてもらいます。雲之介先生は、祖父たちのことを知っていて、源介と惣五郎に自分たちの夢を託していると思っています。
そのため、源介にはみっちり稽古をつけさせたいと考えているのでした。
惣五郎断ち
源介は演目が終わるまで、惣五郎を断つことを宣言します。久しぶりに会った源介に惣五郎は、こんなにかっこよかったか？と思います。
しぐさの一つ一つが勘平になっているのです。
そんな勘平に対して、恋するお軽になる惣五郎。その演技は自然で、祖父である菊右衛門は、かつての自分たちを思い出すのです。
菊右衛門と雲之介も予感を感じては、わくわくするのでした。
巻末は、部屋を汚くした源介の部屋を片付けることになる二人。
家事スキルが向上？！イチャイチャもあります。
花恋つらね 9巻 感想
花恋つらね9巻をみてきました。
7巻では祖父たちの秘めたる恋が明らかになり、祖父たちの思いはしらず、自分たちの成長がきっと周囲を巻き込めると思い、演技に磨きをかけていくことになります。
惣五郎も源介も9巻では苦手な役を演じては成長を感じる場面がありましたね。
その成長は若い時の祖父たちのよう。祖父たちはもっと長くふたりで芝居をしたかったという思いがありながらも絶縁しました。
ですが、孫の代は時代も変化します。思い合ってふたりで生きるという覚悟をもっているからこそ、周囲の認識も変化しているのかもしれません。
あとがきでも、ゴールに近づいているというコメントがありましたので、あと何巻かはわかりませんが、着実に最終巻に近づいているようです。
ふたりがどんな結末を迎えるのか。そして周囲にどんなふうに認められるのか。
役者としてどう大成していくのか。楽しみですね。
おわりに
花恋つらね 9巻の感想とあらすじをまとめてみました。祖父からの願いが叶うように、惣五郎と源介の幸せな未来を期待していきたいと思います。
10巻以降も歌舞伎をがんばる二人をもっとみられるかなと思います。
また次回に。
花恋つらね 1～6巻はこちらから
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