BL漫画 SUPER LOVERS(スーパーラヴァース)を大人買い!あらすじをまとめておさらいしてみる 1~4巻【前編】感想ネタバレあり注意!
12月はBL漫画をまとめ買いしています。
そのなかで特に久しぶりに大人買いしてしまったのが、SUPER LOVERSです。
SUPER LOVERSは、長年連載をしており、現在13巻までコミックになっています。
13巻もあると発売の度に、前回どんな話だったのかな?と思い返すのが面倒になったりも。
そこで、さらっとあらすじをまとめておき新作を読み返す用にまとめておくことにしました。
未読の方は、アニメからでもぜひ視聴してみてください!
アニメ化もされていて、二期まで放送!
DVDも発売されています。
Super Lovers: Season Two/ [Blu-ray]
海棠零:皆川純子さん
海棠晴:前野智昭さん
わたしはアニメの一期から作品を知り、それから二期をみたあとにコミックを1巻からすべてそろえました。
視聴はもちろん動画配信サイトで。
dアニメストアではBL漫画作品がみられるのでお気に入りです。
SUPER LOVERSとは?
SUPER LOVERSはあべ美幸先生が手がける、エメラルド連載の義兄弟ものBLです。
義兄弟といっても単純な義兄弟とはいえない複雑な関係があります。
さて、SUPER LOVERSとはどんな内容なの?という方向けにさらっと一言でまとめてみると……
兄・海棠晴(元・ホスト)×弟・海棠零(高校生)
です。二人は、カナダの自然あふれる場所で晴が高校生のころに出会いました。
オオカミのように野生味あふれ、人が苦手な零。その零の心を一瞬で掴んでしまった晴。しかし、晴は日本に帰国すると事故にあってしまうのです。
それから数年たち、零は晴の元へやってきます。
ですが、記憶がなくなった晴は零に冷たくします。零は諦めません。
そうして次第に晴と零は心を通わせ、双子の兄弟と4人で一緒に住むことになります。
そんな海棠家4人のホームラブストーリーです。
では少しネタバレを含みますが、あらすじを紹介していきます。
次のSUPER LOVERS 5~8巻のあらすじはこちらから
SUPER LOVERS 9~11巻のあらすじはこちらから
SUPER LOVERS 12、13巻のあらすじはこちら
SUPER LOVERS 1巻のあらすじ
SUPER LOVERS 第1巻 (あすかコミックスCL-DX)
運命の出会い
カナダ・アルバータ州。高校生の海棠晴は、実母が住むカナダに来ていた。
今回、実母である晴子が危篤といわれ、8歳まで過ごしたカナダにくることになった。
そこで現われたのは小さな子ども。晴子が引き取ったという子どもだった。
その子どもは零という。孤児院などにいた日本人らしき子ども。ただ実の親はわかってはいない。
晴子は天才といわれる頭脳の学者であり、小説家である。
晴は父に引き取られ、父は再婚し、現在は双子の義理の弟が日本にいる。
零はオオカミとともにいて、まるで人間の作法をしらない子どもだった。晴は零にの食事の仕方、お風呂の入り方など生活について教えることになった。
誰にでも優しい晴。誰にも執着しないという本質を零には見破られ、どんどん心の深い部分に入ってくる子ども。そうして二人は特別な時間を過ぎ、晴は日本に帰ることになる。
しかし、日本に帰ると両親とともに事故にあった晴。両親は死に、晴は事故で記憶の一部を失った。
再会
5年の歳月がたった。晴は高校を卒業後、持ち前の顔をいかしてホストをしていた。
晴の優先事項は、双子の弟たちだ。両親が死に、双子たちは義理の母方の祖父母に引きとられた。
血のつながりがない晴は、施設に入ったが追い出されてしまった。
晴は後見人の弁護士である幹子に呼び出された。そしてカナダから来た零と再会する。
零は亡くなった両親が、亡くなる3ヶ月前に養子縁組をしたこども。
よって晴の義理の弟となるのだ。晴をおってカナダからきた零と、共同生活をおくることになった。
高校生の双子の蒔麻(シマ)と亜樹も突然できた弟の存在に戸惑う。ホストの仕事で遅い晴は、零のことは放っておいてしまう。米も炊けない、電子レンジも使えない子どもの零。それでもまっすぐに晴を見つめる零に、なんとも言えない感情が芽生える晴。
クリスマスが近づくある日、晴は店を言い訳に外泊をしてしまう。残された零は、晴にしつこく構う客がアパートに侵入し、危険な目に遭ってしまった。
晴が優しいのは寂しいから。両親が零を養子にしようとしたのは、晴と零が似ていたから。そして二人とも寂しそうだったから。
零は一人でカナダに帰ってしまった。晴は自分の中が空っぽだったことを知られていたことに気がつき、カナダまで飛び立った。
SUPER LOVERS 2巻のあらすじ
SUPER LOVERS 第2巻 (あすかコミックスCL-DX)
新生活開始
カナダから帰国し、零は中学校を卒業した。
蒔麻と亜樹が大学生になり、零は高校生になる。4人は一緒に住むことになった。
弁護士の幹子の所有の家を格安で借り、晴は夜の仕事は辞めることにして、敷地内の建物でカフェをオープンすることになった。
双子たちも一緒に住むことになるので、そこまで零はうれしくはない。晴の夢は家族と一緒に住むこと。零は晴の希望を叶えたかった。
元住んでいたアパートの大家のおじいさんは、零の相談を聞いてくれる人だ。しかし大家さんは、ケガをしてしまう。建物の下から謎の生き物が出るようだ。
それは、たぬきのようなポメラニアンの犬だった。
高級車で送り迎え
晴は海外育ちで寂しがり屋。女性にも人気がある。
キスを零にせがむことがある。義兄と義弟ながらも濃いスキンシップを求められる。
零を甘やかし、高校へも高級車で送り迎えをするという。
その様子を同級生に見つかってしまう。
晴の母の晴子から、最先端の理数系の知識はたたき込まれた零だが、日本語はぎこちない。関西弁の黒崎十全という友人ができ、高校生活は始まった。
最初は一緒に寝ていた零も、さくらの咲く部屋に行け言われ一人で寝ていた。だが、花が散ったらどうすればいいのかと悩む。
零のスキと、晴の好きは違うものだ。
昼間はカフェ、夜はBarになる店の共同経営者・キヨがきた。毒舌の女装家のキヨは、しんらつな態度で零に接する。可愛げがないのが気に入らないようだ。
零と晴の親密な様子にあやしいと思うが、蒔麻と亜樹は慣れてしまっていた。
まさかあんな子どもに手を出すわけがない!と晴は否定するが…
零にただの弟でいると言われ、ショックを受けてしまう晴だった。
SUPER LOVERS 3巻のあらすじ
SUPER LOVERS 第3巻 (あすかコミックスCL-DX)
難しい日本語
送迎なしで学校に行くと、珍しいと友人・黒崎に言われる。
キヨから零が晴に懐くのは、刷り込みのようなもの。
オオカミが主人に懐くようなものだと言う。
図星をさされ否定できない晴。
苦手な古典の宿題をやろうと自室へ入る零は、一緒のベッドで寝ようとする晴に苛立つ。
晴は零と一緒でないと眠れないという。
晴の願いなら叶えたいと思う零は、一緒にいると言う。
晴が夜の仕事を辞めたのは、零との時間を増やすためでもあった。食事をちゃんと作ってあげたいという気持ちもあったのだ。
零にとって日本語は難しいものだった。英語ならスラスラ言えることも、表現できない言葉がたくさんある。
似ているふたり
双子の片割れの蒔麻は家庭教師をしている。しかし、最近帰りが遅い。女の子であるからと亜樹は気をつけるように注意をする。
しかし蒔麻は相談に乗っているだけだと取り合わない。珍しく喧嘩をするふたり。
零は蒔麻が彼女を放っておけないのは、亜樹に似ているからという。一方、蒔麻は零と晴は似ていると言うのだった。
箸のもちからも、食事の作法も零は晴に似ている。それはそうだ、すべて晴からならったことなのだから。
無理して笑っている、それだけは真似できないという零。つらかったのだなという零に、不意打ちをくらう晴。思わず涙がでそうになった。
帰りは早く帰ってくるという蒔麻に亜樹は納得するが、また別の問題が発生する。
晴は大人のDVDをもらうが、その女優が零に似ているというのだ。
一方、零の調子もいまいちだ。鼻血がでてしまったりモヤモヤする。
保険医からはスッキリすれば気分もよくなると言われてしまう。
零は晴と一緒に寝ていても、落ち着かない。自分の体の変化に驚いてしまう。
しかし晴に手伝ってもらい、気分が落ち着くのだった。
そして晴が隠し持っていたDVDを偶然みてしまうが、零は困惑してしまう。
女優のことより、晴を思い出してしまう自分がおかしいと悩むのだ。
そんなことを晴に告白すると、晴からキスをされる。
零が悩みをメールで送ったところ、晴の実母・晴子が日本へくるという報せがはいる。
SUPER LOVERS 4巻のあらすじ
SUPER LOVERS 第4巻 (あすかコミックスCL-DX)
晴子現わる
亜樹は晴子が嫌いだ。事故で両親がなくなり、晴が大けがをしたときに親だというのに日本へ来なかった。
7年ぶりに晴子と晴は会うことになる。
晴は零と親密な仲になりつつあることがバレたらまずい!と内心冷や冷やしている。
晴子は零の成長を喜んだ。
晴子は親友の幹子に、零の身元の調査を依頼していた。カナダで死亡した女性の子どもにレンという子どもいたらしい。ドラッグを買うために子どもを売ったという情報がある。真実は残酷かもしれない。
晴子は言う、今いるのは「海棠零」なのだから。
零は晴にきく。
俺に親がいないのは俺が悪い子どもだからか?
晴に変な気持ちをもつのも、親がいないせいなのかもしれない……
「零」は何もないという意味。
晴は「零」は小さい意味があるというし、自分の「晴」という名前も父親に嫌がらせする意味で晴子からとったに違いないといい笑う。
零、海外へ??
晴子は、零の日本語能力が残念だと知って危機的な気持ちになった。なんせ自分があらゆる語学を学ばせ、理数系の知識は大学以上の知識までになった。これ以上日本語で勉強する意味がないという。
スイスの学校へ行かせると晴子はいう。研究者としてのプライドがあるらしい。
学校へ行くと、後見人の幹子がいた。零の課題について教師と話し合っていたらしい。幹子はスイスへ行かないか?と尋ねる。晴子もスイスへ行く。晴子は寂しいのでは?と言うのだ。
晴子が日本へきたのも、そういう理由があるらしい。晴を二度手放して、やっと子どもがいない寂しさを感じたらしい晴子。
晴は荒れていた。お見合い話ももちあがるし、零には距離を置かれ散々な気分だ。
晴子は中途半端な関係を晴は望んでいて、このままでは何もかわらないと零に言う。
いつか兄弟全員で暮らしたい
そんな願いを叶えるためだけに、零は日本へ来たはずだった。
零は晴の気持ちなどわかっていた。それに晴子が一緒に来いというのも、晴とは出来なかったことを自分としたいだけだと。
ケガをしていたアパートの管理人の大家が退院し、タヌキ(犬)を返しに行くが、タヌキは零を選んだ。
晴はタヌキを飼うことを喜んでくれたが、零と言い争いになる。
晴は零が何かいいたそうにしているのが気になるようだった。
晴の傍にいる。そう告げると、二人は少しだけ大人の階段をのぼった。
そして零の関心は、男同士のアレについてだった。が、保険医にきいても教えてもらえず家族にきくことになり騒動になった。
SUPER LOVERS 1~4巻 感想
グローバルな視点でカナダと日本とで行き来する、BL漫画です。
SUPER LOVERSに出てくる男性は、美形で家事も得意でやさしいです。そして女性はというとみんなかっこよく、仕事がバリバリできる人たちが登場します。
性別は関係なく、みんなそれぞれにかっこよく生きているなと思う作品です。
主人公の零は、高校生となりだんだん成長していますが、野生児のため常識らしい常識が欠如している状態。
一方、晴はというと世間にもまれてはいるのですが、一般的な常識が少しぬけおちている感じにも見えます。
零も晴も家族という愛情がないからこそ、家族を大切にしたいという気持ちは人一倍。
それは家族への執着なのか、恋愛の執着なのか、あいまいなところはまだまだあります。
とはいえ、零は意志がとんでもなく強い子です。一貫して晴が好き!という姿勢はぶれません。
大人であるはずの晴は、ぶれにぶれて零に甘えてしまっている様子が伝わってきます。
またどんなにかっこいい大人も、やはりダメなところがある側面がこの作品でも描かれています。
ダメな大人の晴子、ダメな大人の晴。それを血の繋がらない家族という形でフォローしながら幸せになろうとしていく姿が応援したい気持ちになります。
わたしの筆の力がないため、繊細な心理描写をかききれていない部分があります。
またセクシーシーンもあるため、詳細をチェックしたい方は、コミックやアニメをみていただきたいです。世界観にどっぷりつかれます。
SUPER LOVERSは14巻まで既刊
SUPER LOVERSは13巻まで発売しています。月刊誌ですので、進みは遅いですが、それだけじっくり楽しむことができます。
次回は5~9巻までの中編記事を書こうと思います。
まとめ
まとめてみると、何度も読んでもまだ読みこなせていないなと痛感しました。それだけそれぞれの心理が繊細で、このときはどう思っていたのかな?とあとから知ることが多いです。
また零の経歴についても、断片的にしかわかりません。
アニメから入った組ですが、アニメも良作ですが、コミックも良作です。どちらから入ってもいい!と思う作品です。
これからも応援しています。
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