人気漫画あらすじまとめ 天堂家物語 5~8巻 怨念がこもる旧家に身代わりに嫁ぐ 斎藤けん先生【一部ネタバレがあるので注意!】
今回は、超人気少女漫画・斎藤けん先生の「天堂家物語」をご紹介します。
5巻から8巻のあらすじと感想をまとめていきます。(ネタバレを一部含むので注意!)
天堂家物語 1巻~4巻はこちら
天堂家物語は、花とゆめコミックで、無料アプリでも読めることからアプリ内でもその人気はトップクラス!
また、白泉社の公式無料アプリ「マンガPark」だと人気漫画が無料で読めます。キャンペーンがあると、全巻読めたりするのでダウンロードしておくと漫画がお得に読めるときもあるかも!
ほかにも、少女漫画などが豊富にあるのはピッコマやLINE漫画などだと思います。
オリジナルものもあって、マンガは読みたいけれど、買うほどではない!というひとにはおすすめだと思います。
大好きな斎藤けん先生!過去の作品を読破!
斎藤けん先生の作品にドはまりしてしまった結果、過去の作品をすべて読みました。
そのなかでも人気漫画「かわいいひと」は、死神顔の花屋さんと天使な彼女との初々しい恋愛がよかったです。
かわいいひとの感想を過去に書きました。
7巻が最終巻でした。こちらはあらすじをまとめています。
また、「かわいいひと」のほかにも好きなのは、「プレゼントに真珠」
6年前の記事なので、いろいろと粗が目立ちますが、熱い思いで書きました。
やり手の貴族のお嬢様と、へたれな年下貴族の恋愛劇!これはこれで新しい感覚で、もっとドタバタ劇を読みたかったです。
斎藤先生の作品に出てくる女子はみんなメンタル強めです。男性側がヘタレていることが多く、ヒロインがヒーローを助けに行くことが多いです。
人気大爆発!レトロモダンな大正時代を描く 天堂家物語
無料アプリでも人気が爆発している「天堂家物語」ですが、人気の理由はやはりレトロモダンなところだと思います。
大正や明治時代の和と洋がいい感じで混じっているのが、雰囲気としていいですよね。
【はいからさんが通る】も、今でも根強い人気です。
こちらも婚約からはじまるドタバタ劇!
また、【煙と蜜】という漫画も人気があります。
年の差の婚約者との日常系のお話です。
また当ブログでも紹介した、【金魚繚乱】も大正時代の雰囲気がまたいい漫画です。
原作は古典小説ですが、このドロドロした愛憎劇がまたいいですね。
ほかにもレトロな雰囲気を感じられる【エロスの種子】でも、昭和・平成・令和といろんな強い女性の在り方を描いていて、ひきこまれます。
前書きが長くなりましたが、天堂家物語も、最初は婚約者として天堂家に嫁ぐことになるわけですが……実は、身代わりの花嫁で偽物でした。
冒頭からあっさり偽物とばれてしまうのですが、果たして主人公は天堂家でどう生きていくのでしょうか?みていきましょう。
前巻までの1巻~4巻はこちらから
天堂家物語 5巻あらすじ(ネタバレがあるので注意!)
暁新聞の梶原は、天堂家の大奥様が死んだことをあやしいと思いました。そして天堂家に取材にいくと、立花につかまります。
蘭はじっちゃんの遺言をもとに、高村宜一郎という人を探していました。すると医者である高村を見つけました。刺された傷を見せ、じっちゃんが小津龍生という名であることがわかりました。
今までの経緯を話すと、住む場所がないことがわかり、弟子の三郎に案内されしばらく滞在することになります。ですが、蘭は雅人のことをどうしても思い出してしまいます。
蘭はじっちゃんが、天才剣士であり、形見の刀を渡されますが、じっちゃんからは剣は教わらなかったこと。じっちゃんは身を守る術だけを教えてくれたので、刀はここにあるべきだと断ります。
三郎ともうまく馴染んだ蘭は、雅人を思いながらも時間を過ごします。雅人は蘭が大切な存在になり、自分と一緒にいると危険な目にあうことから遠ざけました。
三郎に、死んだ人には会えないと言われた蘭は、貧血で倒れます。そして高村からじっちゃんの過去を聞きます。天才剣士ゆえ、動乱に巻き込まれ、多数の命をうばってきたじっちゃん。死ぬために生きていたところ、蘭を拾ったそうです。
蘭に新しい名前をたくしたという高村は、もう天堂家には帰ってはいけないと言います。ですが思いは募ります。夜出ていこうとする蘭を引き留める三郎。三郎は蘭に口づけをします。ですが、子どもがさらわれ、助けにいく蘭は殴られ意識を失ってしまうのです。
天堂家物語 6巻あらすじ(ネタバレがあるので注意!)
鳳城蘭
誘拐をされた先にいたのは、なんと本物の鳳城蘭でした。
村に雅人が訪ねてきて、高村と三郎は拒否します。さらに三郎はらんと男女の仲になったと言い放ちます。乱心した雅人は刀を抜きました。
らんは、本物の蘭と対面していました。蘭は助けられた後、賊にさらわれ、頭に辱めをうけていました。さらに子供を妊娠しているというのです。
ですが、こどもをうむと決めた時から、賊の頭と生きていくことを決めた蘭。そして雅人との話をらんからきくと、どうしたいのか?と問うのです。
らんは雅人と一緒にいたいと言います。そして、らんに初潮がおとずれます。
らんは蘭に見送られ、山をおりていきます。雅人がらんがさらわれたことを知って激怒!切りかかろうとしますが、らんが戻ってきます。
高村たちの前かららんをさらった雅人。らんが怪我していることに気が付きます。そして三郎と男女の仲になったか?と問われ、肯定します。
激怒した雅人は、伽を命じます。すると、立花からある話をらんは聞くのです。
ちづるという美しい女性の世話をおおせつかり、雅人に勉学や剣術を教えることになりました。しかし11歳に雅人がなったとき、貴人がなくなり状況が一変します。天堂家に雅人の存在がばれてしまうのです。
そして、雅人は天堂家に行くことになり、二年後にちづるさまが斬殺されます。天堂家の誰かが犯人です。雅人はそれから復讐をちかいました。立花はらんに雅人の力になってほしいと頼むのです。
立花は後悔していました。雅人が天堂家に行く前、ちづると家族になってくれと頼まれたことを断ってしまったのです。
らんは、自分の頬に傷をつけるよう立花に頼み、本物の鳳城蘭になり雅人のために尽くすことを誓います。
一方、義人の部下・日下部が、暁新聞の記者を暗殺しました。
天堂家物語 7巻あらすじ(ネタバレがあるので注意!)
新聞社見習いの死
暁新聞社が廃刊することになりました。そこへ記者の梶原の母が、黒田を訪ねてきます。息子が死に、小包が届いたというのです。それを黒田に渡してと梶原が手紙を書き残していました。
その小包には、天堂家のことついて書かれていました。
元々は地方の地主で、鉱山でひと財産築き、そして郊外に屋敷を構えていました。そして先々代から栄華を極めたということ。
先代当主は、天堂勝人で病死。妻・志津子は病死。勝人の長男・貴人は陸軍士官学校を首席で卒業。中尉で日露戦争で戦死。
勝人の長女・操、婚家を潰した毒婦と言われる。三男は直人は放蕩息子。
次男の義人は現当主で病に伏しています。元・華族の妻との間に子が三人。
長男・隼人は詳細不明。長女・晶は女学校二年。次男・雪人は詳細不明。
雅人は貴族の非嫡出子で、三年前から母と天堂家の母屋で暮らす。そかし二年前、母が首を刺されて殺害をされます。
猟奇殺人・相続問題・絶えぬ噂話、行方不明の使用人などきな臭い話が書かれています。しかし黒田は梶原の想像かもしれないと、話を鵜吞みにはしません。
すると黒田は、街中で頬に傷かついたらんに出会います。らんは暴漢にナイフを突き立てられ、あっさりとらんは暴漢を倒します。その様子をみた黒田は鳥肌が立ちました。
一方、雅人といえば学校で上級生に呼び出され、あっさり三人を倒します。らんは村上という使用人が監視役兼見守りをしています。らんの身の回りで起きた事件を捜査しています。
当分の問題は、雅人に執着している叔母の操。
操と対面するらん
村上いわく、らんが女性らしくなったということ。らんが帰ってきてから、雅人はらんに冷たくなったとらんは思いました。村上のアドバイスで、三つ指をついて寝所へらんは行きますが、誤解している雅人は激怒します。断られたらんは自室にもどり涙し、雅人はイライラがとまりません。
次の日、らんが部屋の掃除をしていると、先々代には妾が複数存在し、妾専用の建物があることを知ります。美しいふすまの先は出入りを禁止され、そこは雅人の母がいた部屋でした。
掃除をしたのは雅人が部屋を移すためです。立花はらんに優しくと言いますが、指図はされないという雅人。部屋に行くとなぜかソファでらんが寝ています。
雅人はらんの頬の傷にそっと口づけします。
新聞記者の黒田は天堂家を調べ始めます。しかし天堂家はわからないことばかり。そして放蕩息子の直人と接触をもつことになりました。
明日、操を対面することになったらん。目隠しをしても相手を倒せる訓練ができました。雅人は操にある条件を受けるかわりに、後ろ盾になってもらっています。
それは父・貴人の軍服をきて週に二度近状報告をすること。
らんは着替えを済ませ、軍服をきた雅人と操に会いに行きます。らんはご褒美はありますか?と聞いてしまい、してほしいことはあるか?と問われると金平糖と言います。
操に琴を披露する、らん。嫌がる雅人に触れる操をみて、琴の弦をきってしまうらん。
怒った操は花瓶を振り上げらんを殴ろうとしますが、雅人がかばいます。
雅人とらんは部屋に戻りますが、しゃべったことを怒られます。壊れている操は何をするかわかりません。らんは、道具になるはずだったのにできない自分に気が付いてしまいます。
そして、天堂家の長女・晶はらんへお茶会の手紙を出します。
天堂家物語 8巻あらすじ(ネタバレがあるので注意!)
晶とお茶会
鳳城蘭あてに、当主の長女・晶からお茶会の誘うがあります。しかし雅人は行かなくていいと言います。
操との対面は失敗に終わりましたが、それから操の様子に変化はなかったそうです。雅人はらんに危ない目にあってほしくないと考えているのではと立花はいいます。
道具として役に立てないとらんは思い、雅人に直訴しに行きます。そんな雅人はいらついた様子で、らんのうなじを噛みます。二度と雅人以外のものに傷をつけさせるなと言います。
そして茶会でおこったことは報告しろと許可をもらえます。
当日になり、来たのは双子の弟・周でした。偽物だとわかっている周は、らんのことをそれなりに気に入っているようです。そして晶だと偽り、いろんな人格があると雅人に伝えろと言います。そして、隼人が花嫁探しを始めたことくらいだと言います。
再びお茶会へ
髪型を晶と同じようにしてこいと言われ、らんはちゃかいのときは髪をおろしていくことに。しかし今度あらわれたのは本物の晶。態度が違い、冷たくされます。
らんは訳が分かりません。
再び、お茶会。今度も晶でした。少し話すと怒らせてしまい、お茶をかけられてしまいます。晶ははやくらんを殺してほしいと周に頼みます。
周はもっと雅人に関しての情報がほしいと言われますが、晶の頼みです。
周は母の腕にかみついたことが原因で、祖母に預けられることになりました。
周は逆らい離れに閉じ込められますが、本を読んで賢い子になりました。晶はかわいそうな子と思います。お互い共依存した関係の晶と周。
再びお茶会に誘われたらん。庭にさそわれでていくとらんは立ち眩みをします。
実はたいていた香にしびれる薬がはいっていました。そして首をしめようとする晶を投げ飛ばします。しかし、背後には周がいました。
天堂家物語 5~8巻感想
天堂家物語 5巻~8巻のあらすじをみてきました。らんが家をでてしまい、その先で仲がいい男性と口づけしたことを男女の仲と思ってしまい、すっかり勘違いしている雅人様がちょっとかわいいですね。
らんへの独占欲は強いのですが、あまりにらんが恋愛にうとく、自分の大切な気持ちがどんなものかも把握していません。とくに立花さんはそのすれ違った互いの関係を察してはいるのですが、雅人は素直に聞き入れるタイプでもなく、らんも聞かないでしょう。
そういう意味で頑固で、恋愛にうといふたりはお似合いの二人なのかもしれません。
お互い過去の傷をもちながらも、目的にむかってまっすぐに生きています。
とはいえ、天堂家の人たちはある意味ぶっこわれている人ばかりですので、命の危険はずっと続きそうですね。ほとんど敵ばかりなので、雅人とらんが仲良くなる余裕は当分はなさそうです。
しかしサスペンス的にも面白い作品なので、追いかけていきたいですね。
おわりに
天堂家物語 5巻~8巻のあらすじをみてきました。次ではもっと晶と周の姉弟たちが暗躍しそうで、らんはどう対応するのでしょうか。
たのしみですね。
1巻~4巻はこちらから
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