弱虫ペダル SPARE BIKE １０ (少年チャンピオン・コミックス)
キャラクターたちのレース以外の日常を描いた作品が、弱虫ペダル SPARE BIKEです。7巻で卒業していった先輩たちの大学編がはじまり、9巻ではその続きである大学編第二弾があり、今回の10巻では明かされていなかった田所先輩の進路先の話がわかります。
10巻でも弱虫ペダルシリーズでは、今でも大人気の先輩たちのお話が中心です。
かつてはインターハイで戦ったライバル、またチームメイトだった仲間。それぞれが大学へ進学し、あたらしいチームで戦います。レースよりも日常がメインですので、キャラたちの日常を知りたいならチェックしていきたい作品です。
では、弱虫ペダル SPARE BIKE 10巻をみていきましょう。
前巻 9巻はこちら
次巻 11巻はこちら
弱虫ペダル SPARE BIKEに注目！！
原作者がかくスピンオフは大人気です。
弱虫ペダル SPARE BIKEは、本編がレースや自転車競技に焦点をあてているのに比べ、日常が語られています。
1巻から先輩たちの過去が語られ、なんと7巻から先輩たちの卒業後のことが詳細に描かれています。
さらに、9巻では続編の大学編もあり！今作10作では、今までに語られていない大学のこともあり、今後本編の弱虫ペダルの展開におおいに影響があると考えられます。
話題沸騰の大学編開始！
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2年目のインターハイの結果も熱いです！！！
また、38巻から記事をまとめています。
弱虫ペダル SPARE BIKE 10巻あらすじ（ネタバレを含むので注意）
三年生の卒業式
巻島先輩がイギリスへ行き、春が訪れ、金城先輩と田所先輩の卒業式。総北でも一同が集まり記念写真を撮ることになります。それぞれに思いを振り返る一方、小野田君は少し変な行動をしています。いない椅子にむかい頭を下げているのです。
そこに椅子には巻島先輩が座っていました。写真をとるとき先輩が椅子を巻島と見立てたため、小野田君はエア巻島先輩を会話をしています。
田所、つくばへ行く
金城は静岡の洋南大学へ行き、田所は千葉へ行くことになります。実は名門である明早大学に落ちてしまったため、茨城県のつくば市の大学へ行くことになりました。ですが、そこには自転車競技部がありません。「筑士波大学」へ降り立った田所迅、引っ越しは青八木さんがお手伝いをします。
実は自転車競技部はない学校ですが、自転車で世界を旅をするサイクリング部が有名です。そのサイクリング部に入ろうかと思うと青八木に告げるのです。そしてそこでレースをやれそうな人を探すと意気込みます。
サイクリング部には、クロモリ自転車が置かれ、ロードバイクとは違うオーラの自転車がありました。そこのオーラからするに本物の風格を感じます。三年生の靴野井先輩が出てきて、旅をお勧めされます。まずは国内の旅からはじめると言います。
旅のルールはひとつ、コンビニと自動販売機は使いません。道具をつんで計画をたてて助け合って走破するのです。海外にはコンビニも自販機もないからその練習を含んでいます。
どんな困難も助け合い、自転車ひとつで前に進む。その世界観に田所は圧倒されました。勢いにのまれ、サイクリング部に入ることになってしまいました。
見たことがある影
サイクリング部に必要なのは決断力。田所は後悔はないと自分に言い聞かせていました。サイクリング部には女子もいて、緩い練習です。全員走破することが目的で速さは求められません。景色を楽しみ、最後はコーヒーを飲む。違った雰囲気を味わいます。
イギリスでは巻島が手紙を受け取ります。兄と一緒に住んでいる巻島は、イギリスの大学へ通っています。放課後は自転車を乗り、練習は欠かしません。小野田だけではなく、手紙はもう一通あり、それは巻島の因縁の相手からで大学へ入ったという連絡でした。青ではなく、赤いジャージをきて自転車をやっているという報告です。
田所はすっかりサイクリング部に慣れてきてこのままでいいのでは？とさえ思ってきました。このまま終わってしまってもいい……そう自分で言い聞かせていますが、霊峰・筑波山でオバケがでるという噂がでていました。
登りをすさまじい勢いでのぼる自転車、田所は少し期待します。そして見えた影は、どこかで見たことがありました。なんと真っ赤なジャージをきた姿、それは箱根学園にいた山神・東堂尽八でした。
新生・競技部誕生
筑士波大学に入った東堂。彼は幼なじみと一緒に競技部を立ち上げていました。東堂は、巻島と一緒に走る野望をかなえるため、筑士波大学へ来たのです。
山の下りになり、東堂と田所は勝負をします。そして東堂のジャージに自転車競技部とあり、ないはずの部に驚く田所。筑士波大学に部を作ったという東堂の話を聞きます。
東堂は中学生のときに部をつくったことがあるため、部の創設はそれほど難しいことはありません。田所はサイクリング部の靴野井さんのところへ行き、部活を休んでいたことを謝ります。
すでに休むときに覚悟をしていた田所の様子から、事情を察していた靴野井さんは田所の背中を押してくれます。靴野井さんもレースを見に来てくれると言い、次のレースは筑波山で行われます。
弱虫ペダル SPARE BIKE 10巻の感想
大学編は7巻で連載がはじまり、8巻では東堂さんの進路がわかり、9巻では大学にいった先輩たち6人のエピソードが語られます。そして10巻では、東堂さんの進路先にまさかの田所さんが合流！！！
大学編の三つ巴になりますね！！高校のインターハイも、総北・箱根学園・京都伏見の三つ巴が熱い展開が繰り広げられますが、大学編もレース展開が面白くなってきました。
さらに巻島さんがイギリスにいることで、海外の選手たちとの交流もこれから期待できそう。さらに小野田君たちが大学へ行くことになるときに、今一年生になっている先輩たちとの絡みが気になってきますね。
10巻でも東堂さんの巻島先輩への熱い気持ちが描かれ、一部のファンは歓喜でしょう。田所さんは実家を継ぐみたいな流れだったので大学へは行かなかったのか？と思ったのですが、優秀なようです。
ただ、他の二校は三人の選手がいるため、筑士波大学の三人目の選手は誰になるのだろうか？という期待もありますね。それに、明早大学はエリート大学ゆえに苦労している福富さんと新開さんと石垣さん。
中堅どころで地方大学のゆるい感じで和気あいあいとしている、洋南大学の金城さん荒北さん待宮さん。
新しい部としてスタートさせた筑士波大学の、東堂さん田所さんあと誰かひとり？！
という環境がそれぞれ違うので、それによってまた走り方や考え方も変わってきそうですね。大学は高校と違う部活の雰囲気ですので、それも丁寧に描いてくれるのだなと期待が高まります。
本編以上に熱いというひともいるほど、大人気シリーズ！はやくも11巻が読みたいです。
もちろん本編もチェックしていきたいですね。
次巻は SPARE BIKE 11巻はこちら
おわりに
弱虫ペダル SPARE BIKE 10巻のあらすじと感想をまとめました。
大人気大学編三弾で、新しい大学の部活としてスタートした先輩たちの活躍の回でした。すでにスタートさせている先輩たちとは遅れをとりましたが、万能の力で運ももっている東堂さんなら、きっと部活を軌道にのせてしまうに違いません。
ある意味予想できない部の流れこそ、筑士波大学の力といった感じがしています。11巻も楽しみにしています。
次巻 SPARE BIKE 11巻のあらすじはこちら
12巻はこちら
前巻 SPARE BIKE 9巻のあらすじはこちら
弱虫ペダル 今までのリンク一覧はこちらから
本編 弱虫ペダル
81巻はこちら
三年生になった坂道！
新体制スタート 71巻～
MTB編スタート 64巻～70巻
インターハイ二年目の結果 63巻
インターハイ一年目の結果 27巻～31巻
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